製作から五十年たった今鑑賞すると過去と現在を行き来する劇を逸脱した物語の構造や編集、長回しを活用したカメラワークはリピーターたちが盛んにやっているので刺激は薄くなってしまっているけれど、それでも舞台…
>>続きを読む絵葉書の中のイスタンブール、虚構の街。
土地の持つエキゾチックさ、妖艶な女、「異国」で「異物」でいる感覚。異邦人。
街の人間達の無機物さ・空っぽの視線・まるで感情のない表情が加わって、世界の持つ不…
音のハラハラ感や絵の切り方など斬新で面白かった。
ストーリーがどこまで妄想で、どこからが現実なのか本当に分からなかった。
女性としての虐げらる感じなど胸が痛かった。
トゥルーマン・ショーみたいな感覚…
ふんいき吉行淳之介感あって好き。イスタンブールの観光地を巡るデートをしていくけど、旅行記なんてものではなく、結局「女性の密室が移行していくだけ」の内向的なラブストーリーとして描かれていておもしろい。…
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