ループの快楽
タナトスの誘惑
映画はスルタンのハーレムのように女優をフレームの中に閉じ込める。
修復という嘘、映画という虚構がイスタンブールで溶け合うのがいい。異国情緒という言葉が生きていた時代…
画面はほんとに綺麗 夏の昼間にモスクの前の広場に点在する人々とその影とか、地下用水路とか、イスタンブールをモノクロで見たのは初めてでワクワクした
夢か現か、今か昔か、真実か虚像か、フラフラ彷徨いこち…
アラン・ロブ=グリエ監督作は「快楽の漸進的横滑り」を観て以来2作目です。
相変わらず難しくて頭を抱えました。笑
現実と虚構がないまぜになるような不可思議な映像はとても美しくて、途中から考えるのをやめ…
記憶も生死も超えて永遠に女を探し続ける男。『去年マリエンバートで』と同様に人が止まった空間が繰り返し映される。時間の流れなんてものはなくて過去、現在、未来が曖昧で一つの映画内で全てが同時に起こりえる…
>>続きを読む(c)1963 IMEC