フランスの小説家が手掛けるヌーヴェル・ヴァーグな一本。
伝説的パルチザンの知り合いだという男が、女三人の住む家に転がり込んでくる。なんのためにウソ言ってるのかぜんぜんわからないんだけど、だれが聞いて…
グリエにしか撮れない不穏で端正な閉塞感、血迷って永住したくなる。ふり返ったら足跡が消えてそうな不安で前しか向けない。
初めて観たときはグリエだって知らなかったけど「去年マリエンバートで」みたいだな…
このレビューはネタバレを含みます
虚言ばかりで何が真実か、元々真実などありはしないのかわからないけれど、幾重にも重ねられた美しき詩的な映像がコクトーを彷彿とさせて引き込まれた。
謎の男に惑わされるアイライン強めな美女たちも麗しくっ…
銃撃をかわしながら森を駆け抜ける男。倒れたかと思いきや何事もなかったかのように起き上がり、たどり着いた小さな村でレジスタンスの英雄ジャンの相棒だと語りジャンの館で彼の妻や妹たちとお戯れ。ラストは再び…
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