『凶悪』や『怒り』みたいなミステリー映画かと思いきや、『桐島、部活やめるってよ』や『横道世之介』の暗黒版になって行き、最終的にはイヤミスど真ん中。
監督がポーランドから連れてきた撮影監督ピオトル・…
このレビューはネタバレを含みます
よくできた小説を丁寧に見せられた感じ。
役者の質によって大きく映画の魅力が上下してしまうのは演出力の無さが原因か。
カメラも編集も頑張ってたと思うが、いかんせんどこかの金持ちの、狂った家族の物語なん…
なるほど、誰もが気づかない間に語られていく愚行録。
ストーリーも力強く見せてくれ、画にこだわりを感じて、見るものを飽きさせない。
が、なんだろうなぁ。もう少しインパクトにかけるような気がした。
人間…
まさにイヤミス。
作品の登場人物たちの愚かさだけでなく、観ている私たちの愚かさまでをも暴いてくる…そんなパワーを持った作品です。
以下小説版の愛読者としてのレビューです。
想像以上に良かったです…
これは『フィクションです』と書かれた画面を見つめ、『いや、ノンフィクションでしょ、新聞を騒がせているでしょ』と心で呟く自分がいた。それほど、リアルで怖く切ない作品。テイストは『悪人』に近い。主役の2…
>>続きを読む☆☆☆★★
いや〜!今後が楽しみな監督のデビューが本当に嬉しい。
原作は未読なので原作との違い等、解らない部分は多いのですが。
例えば昨年公開された『怒り』と比べたら、観客の受けは絶対的に悪いでし…
原作知らずに観ました。なのでストーリーに衝撃だらけでした。良くも悪くも人間の欲。それがリアルに表現されてます。セリフこそ多くない中で伝わるのは俳優さんたちの素晴らしさだと思います。面白い!というより…
>>続きを読む人間の恐ろしさ、剥き出し。
普段なかなか口に出さないけど、こういう世界あるよね。
満島ひかり、こういうの本当にはまり役。
あと、物語の始め方と終り方が好きです。
観客の想像力に頼るところがし…
(C)2017「愚行録」製作委員会