胸が苦しくなった
社会保障の制度の問題点と社会的弱者の現実を突きつけられ、悔しくて哀しくて仕方なかった
そんな中でも、優しさや人としての温かさを忘れていないダニエル・ブレイクはとても格好良くて励まさ…
観終わった後、何に対して不満をぶつけていいのか分からない感情になった。
登場人物誰も悪くないから。
公的機関のシステムが効率重視で人や物事
をふるいにかけてるのはよく分かったけど、本当に必要としてる…
2023年、197本目。
心臓病で職を失ったダニエルは国からの支援手当てを申込むが却下されてしまう。
マニュアル通りの対応にはまるで心がなく融通がきかない。
本当に助けが必要な人が救われない救済制…
国の仕組みというのは何度も段階を踏ませて、意図的に心を折らせようとしているように思える。
確かにダニエルは近所に住んでいれば頑固なジジイで、あまり関わり合いを持ちたくないと思ってしまいそうだ。
で…
なんともやるせない
心臓疾患で働けなくなったダニエル
日本でいう生活保護。
を申請するが申請が通らず
保護を受けられない。
心臓疾患よ?そんな事ある?!
イギリス厳しすぎる
そして隣人のシング…
福祉と貧困についての話の中で一番心にきた。
社会制度から漏れる人は一定数いて、そのはざまに落ちた途端国家から守られなくなる。
福祉本来のあり方とはなんなのか。社会制度の危うさがここに詰まっていると言…
このレビューはネタバレを含みます
© Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2016