if もしも・・・の作品情報・感想・評価

「if もしも・・・」に投稿された感想・評価

YuyaKaneko

YuyaKanekoの感想・評価

3.6
英語の授業で鑑賞。先生が詳しく説明してくれたので、内容は分かりやすかった。この時代らしい風刺の効いた映画だった。
sakishibue

sakishibueの感想・評価

5.0
久しぶりに見た大好きな映画。今から約半世紀前の作品で、私のオールタイムベスト作品。この年のカンヌ国際映画祭のグランプリ、パルムドールを受賞しています。

イギリスの伝統的な男子校、パブリックスクールが舞台。所々ブラックユーモアを交えながら、監督生による体罰、同性愛、いじめなどを描いています。パブリックスクールを舞台とした作品は他に「アナザーカントリー」や「いまを生きる」ハリポタなんかもありますね。

主人公ミックを演じているのはこの映画公開の3年後、傑作時計じかけのオレンジの主人公アレックス役で一躍スターになったマルコムマクダウェル。この作品を見たキューブリック監督が彼をアレックス役に起用したそうです。
もう初登場のシーンからオーラ、存在感、カリスマ性がやばい。全身黒ずくめの異様な出で立ちで青い瞳だけが光っているのにマルコムだと分かります。只者じゃない匂いがプンプンします。

彼はこの学校では異端児として監督生達から忌み嫌われており、度々罰を受けるのですが、中でも圧倒的に鞭打ちシーンが痛々しい、、、。

絶対的な権限を持った監督生や教師に反抗し、その抑圧から自由を手に入れようと抵抗し続けるミックとその友人二人。やがて彼らはある決断を下し、物語は圧巻のラストを向かえます。

とにかく登場からマルコムマクダウェルがイケメン過ぎてずっとしんどくて辛い。もう好き過ぎる。アレックス役でも見られる人を食ったような演技が本当にすごい。悪ガキフェイスが素敵。

個人的に大好きなシーンが退屈な授業から抜け出し、街に出たミックと友人が、バイク屋から堂々盗んだバイクで、途中見つけた喫茶店に入り、そこで出会ったウェイターの女の子と謎の絡みをするシーン。とにかく意味不明なのですが大好きで、ふと思い出します。ど変態格闘技とでも言いましょうか笑 彼女もラストに加わってきます。

上記のシーンもそうですが、何故か途中途中でモノクロになります。基本はカラー映画ですが。この映画を唯一無二にしている特色。

自由を目指し抑圧された世界に抵抗し続ける反逆児ミックのように自分も自分であること、貫くことを忘れずにいたいと思う、そんな大事な作品です。
イギリスの寮では、監督生なる年長者が威張っており、監督生たちに反抗する「反逆分子」といわれる男子生徒3人が、ことあるごとに問題を起こす。そのうちの一人が、トラビス(マルコム・マクダウェル)である。

この映画は、8つのパートから成る。
「1.学寮…新学期」
「2.学校…授業開始」
「3.課外活動」
「4.儀式とロマンス」・・・ここでカメラはようやく屋外へ。バイク疾走し、コーヒーショップ店員女性とトラビス(マルコム・マクダウェル)は店内でセックスする。
「5.規律と罰」・・・反逆分子の3人が監督生に鞭打ちを受ける。
「6.抵抗」・・・『世界を変えるのは武力のみだ』と言うトラビスは実弾を出してくる。
「7.いざ戦いに」・・・バイオレンスシーン(戦い)の始まり。
「8.十字軍の戦士たち」


S・キューブリック監督は、この作品を観てM・マクダウェルを『時計じかけのオレンジ』に起用したようで、マルコム・マクダウェルにはバイオレンスとセックスの雰囲気が漂っている。

この映画、カンヌ映画祭グランプリ受賞作品というのもうなずける力作である。
みりん

みりんの感想・評価

3.5
銃構えてるマルコムかっこよすぎてしんどい 大判ポスターにして部屋に飾りたい
greatman

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3.4
一言で言うと「学級体制への鬱憤」
[あらすじ]
規則の厳しい、伝統のあるパブリックスクールに通うミックとジョニー、ウォレスは、学校の中でも反体制的な態度を取っていた。彼らは体罰をも含む圧政に対しついに開校五百年の記念日に武装蜂起する...。

壮大な学級崩壊をバイオレンスに描きながら途中コミカルに描いた第22回パルムドール受賞作品。
描いていることは物凄くえげつない内容ですが、不思議と時間がゆっくりと流れる感じがして、終盤に自由すぎる展開が待ち望んでいて、かなり変わった作品だな〜と思いました。
しっかし体罰の内容がまたキツくて冷水に打ちっぱなしやら、ムチで尻を長時間ひっぱたくなど、この頃のイギリスのパブリックスクールでこんなことしてたんだと思うと...規則も伝統もあったもんじゃねぇよ!😤
しかし、そこに先陣を切って校則に抗うマルコム・マクダウェル扮するミックがまた飄々としててカッコイイです!この頃から『時計じかけのオレンジ』のアレックス気質がある怪演ぶりですっごくカッコよくて好きです😆
しかし、観て納得いかない点があり、盗んだバイクでコーヒーショップへ訪れた時に女性店員と仲良くなるが、初対面であんな関係になるはずがない。そして、軍事演習の時に仲間の一人が神父を撃つが、その罰が物置部屋の掃除...ちょっと無理があるなと思いました。
今作はモノクロとカラーを使い分けてるが、特に重要な理由があるわけでなく、ただ単にカラーフィルムの予算が無くなっただけなので、(なんじゃそら😥)と思いました。
最後に、今作はDVD化されていないが、普通にyoutubeに字幕版があるので、観たい方は是非観てはいかかでしょうか?
CHEBUNBUN

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4.0
【もうひとりのトラヴィス】
世界三大映画祭の一つにカンヌ国際映画祭がある。カンヌ国際映画祭は、ベルリン、ヴェネチアと比べて受賞する作品に偏りがある為、ブンブンは映画に嵌まり始めた中学時代から毎年注目していました。しかし、ここ数年になるまでカンヌ国際映画祭に対して誤解していたことがあります。それは、「カンヌ国際映画祭」の受賞作品はアート系映画が多いという点です。確かに、演出としては長回しだったりメタファーを使っている作品はあれど、「わたしは、ダニエル・ブレイク」や「ディーパンの闘い」といった貧困を扱っている作品が賞を獲ったり、それこそ「アデル、ブルーは熱い色」のようにLGBTと各社社会を紐付けた作品なんかもパルムドールを獲っていたりします。ブンブンがカンヌ国際映画祭に嵌まり始めた頃の受賞作品が「ブンミおじさんの森」や「ツリー・オブ・ライフ」と難解な作品だったからずっと誤解していたのだが、正直ベルリン国際映画祭よりも社会派な作品が獲る傾向にあります。寧ろヴェネチア国際映画祭の受賞作の方が、「えっつ」と思う難解アート作品が多い傾向にあります。

閑話休題、今回はそんなカンヌ国際映画祭で最高賞を受賞した作品「ifもしも...」を紹介します。時代背景を知っていると非常に興味深い作品ですぞ!

☆「ifもしも...」あらすじ
英国で500年の伝統を誇る全寮制のパブリック・スクール。そこは高圧的な教師と、完全なる縦社会による暴力が支配していた。そんな厳しい学校の教育に嫌気が差している、ミック、ジョニー、ウォレスは下級生やコーヒーショップの女店員を誘って革命を起こそうとするが...

☆五月革命の後だからこそパルムドールを獲れた!
本作は、正直物語が急展開を遂げる後半1時間まで退屈かもしれない。厳しい学園生活を短編集、オムニバスの構造で描いており、また白黒パートとカラーパートの意味が分かってくるまで相当な時間を要すので、今のようなテンポ良く進む映画を見慣れているとキツかったりします。ブンブンも最初は、「えっつつまらないんじゃないか?」と後半になるまで不安になりました。実際にその年のカンヌ国際映画祭のラインナップを観ると、
グランプリ(パルムドール)は「イージー・ライダー」か「Z」だと思います。

ただ、フランスの歴史を観ると、「ifもしも...」がいかに当時重要だったのかがわかります。というのも前年、カンヌ国際映画祭は五月革命で中止になっています。この時代、世界各国で「民主化民主化謳われているが、実際に民主化は行われていないのでは」と大人を不審に思う学生が過激な運動を行っていました。日本でも安保闘争や東京大学での紛争が勃発していました。

フランスも1966年から教授の権威・階級に対する学生との対立が始まっており、1968年5月10日にベトナム戦争反対を巡って激しい運動が行われました。この五月革命により、1968年のカンヌ国際映画祭は中止に追い込まれました。

そしてカンヌ国際映画祭復帰第一回目の最高賞にこのアナーキーな「ifもしも...」を選んだのです。

☆白黒とカラーパートから観る学生の鬱憤
教員は学校という閉鎖領域でえばっている、上級生の年齢が違うという差異だけで下級生を苛める。そんな状況でも革命を夢見て、とことんアナーキー、反社会的であろうとすることで自分のアイデンティティを保つというテーマが非常に当時ウケたのだろう。現にフランスだけでは亡く、日本でも1969年度のキネマ旬報ベストテンで3位に本作を選んでいる程だ。

そして、当時の人の心を鷲掴みにしたのは恐らく白黒とカラーパートの見事な使い分けだと思われる。通常、白黒は回想や、懐古するシーンで使われる。本作もタイトルに「if...」をつけているぐらいなので、白黒かカラーのどちらかは虚構といえる。

劇中、はっきりと言及されていないのだが、恐らく現実は「白黒パート」なのではと考えられる。慎ましく、日々を生き抜く。退屈で退屈でしょうがない日々。それを妄想というカラーの世界では、暴力を誇張し、そして誇張された暴力、膨張する憎しみを凄まじい形で焼き払う。ただ、それは妄想に過ぎない。現実では出来るわけがない。そういう演出なんじゃないだろうか。

実際に白黒とカラーを真逆な使い方している作品に「オズの魔法使い」がある。これも、ファンタジーという世界を強調するために、現実パートを白黒(セピア)で描いている。

☆トラヴィスの原点?
さて、そう考えたときに、主人公である「トラヴィス」が非常に面白い意味合いを帯びてくる。トラヴィスと言えば、言わずと知れた「タクシードライバー」の狂った主人公の名前です。本作の数年後にカンヌ国際映画祭で「タクシードライバー」がパルムドールを受賞している。「ifもしも...」では、実際に行われなかったであろう暴力が、こちらでは実際に行われ、そして無残にも人生が壊滅していく。そう考えると、「タクシードライバー」の魅力が更に高まってくるでしょう。

☆最後に...
本作を観て、妙にシンパシーを感じました。というのも誰しも若かれし頃には破壊願望があります。ブンブンも昔を振り返ってみたら、小学校時代、高圧的な教師といじめに頭を悩ませていた。そして、宗教的なまでに「全員前へ倣え」という体制が本当に嫌いすぎて、音楽祭の感想文で、「『ダイ・ハード』のようにテロリストが来ないかな?」と書いて呼び出されたことを思い出しました。

青春映画として個人的に好きな一本。実はDVD化されていないらしいので、是非ともDVD,ブルーレイを作って欲しいです!
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

2.5
2011/1/20鑑賞(鑑賞メーターより転載)
その昔同名の日本のオムニバスドラマがあった関係でもっとSFっぽい夢物語を想像していたが、古めかしいスクールの中で常に反逆していた生徒の行動が徐々にエスカレートしていく...という予想と正反対のキツいものだった。結末は、この当時はこういうifもある、という形の紹介だが、現代ではこんな事件なんてふつうに起こる世の中だから怖い。この映画の2年後に「時計じかけのオレンジ」のアレックスになってしまうマルコム・マクドウェルが、ここでも微妙に自由を履き違えた生意気な若造を実にリアリティたっぷりに演じている。
閉じ込めて生徒を画一化しようとすると、まぁこうなりますわな…。
でも、よく分からなかった(*_*)うーん
Etsuko

Etsukoの感想・評価

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Late 1960's, British boarding school, incoherent, strange, not too bad
マルコム・マクダウェルが出ているので時計仕掛け感がどうしてもしてしまうなあ
ディストピア的な管理体制の学校だからまあイメージは共通ですね

イギリスのパブリックスクールでのいじめ、体罰、監視など見ていて気持ちのいい映画では決してないが、誇張はあるにせよ当時のイギリスの学校の暮らしが分かって面白かった
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