8月のJLG⑨、ジガ・ヴェルトフ集団製作期、最後の作品
「革命における知識人の役割とは何か」
「彼女(=ジェーン・フォンダ:筆者注)がアメリカ合衆国の外交政策への抗議の意を示すために来たヴェトナ…
ゴダールマラソン。
そろそろ政治映画期を抜け出せそう。
前作「万事快調」に主演していたジェーン・フォンダへ宛てたメッセージの体裁をとっている。
ジェーン・フォンダがベトナムを訪問した際の写真を題材…
『ジェーンへの手紙』(1972)
ゴダールとゴランは、ベトナムを訪れたハリウッドのスター女優ジェーン・フォンダの一枚の写真の分析し、その写真における彼女の機能を批判する。
- ゴダール=ゴランが、…
映像は一切なし。
問題の写真とコラージュされた写真が交互に映し出され、件の手紙を朗読する声が響く。
写真から読み取った事実をいかにも真実のように伝えるが、写真に依存した語り口は、写真と文章を使うミニ…
配信が今日まで。
写真1枚に対してこれだけ思想を持って考えて質問して理由を述べられる、ってのがフランス人っすか!
(というか、そこまでしないと芸術を楽しめないのか、、とほほ)
しかし、散々に言わ…
1972年8月にフランスの週刊ニュース誌L'Expressに掲載された、ジェーン・フォンダが北ヴェトナムを訪れたときに撮影された1枚の写真を対象に、ジャン=リュック・ゴダールとジャン=ピエール・ゴラ…
>>続きを読む自作「万事快調」への追記と、ジェーンフォンダ、商業映画界への言及。
ジェーンフォンダが戦時中のベトナムに訪れた一枚の写真を中心に、写真で一言形式でゴダールが喋る喋る。
動画は一切なくて写真とナレ…
ジェーン・フォンダのベトナム戦争反対運動の写真を見ながら、そのイメージ分析をしつつ批判を展開していく。一枚の写真からよくもこんなに話が広がるものだな。ローアングルという恣意的な位置から撮られているこ…
>>続きを読むゴダールとゴランがジガ・ヴェルトフ集団の名で共同監督した最後の作品。批判への反論としてその2人が北ヴェトナムを訪問した際のジェーン・フォンダの1枚の写真を脱構築していく。よくこれでそこまで話を広げら…
>>続きを読むゴダール&ゴランの性格の悪さは置くとして……、2人のイメージ分析はなかなか面白かった。お馴染みのクレショフ効果も見ていて楽しい。ただし、ベトナム闘士の顔が革命的な顔で、ジェーンの顔はそうではないとい…
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