不治の病に侵された詩人が、出会った難民の少年と過ごす入院前の一日。
アンゲロプロス監督作3作目の挑戦で、ようやく世間の評価が腑に落ちた作品。いや、傑作。いや、名作。
全編、象徴なのか幻想なのか誇…
「永遠とは一日と同じくらい短い」という逆説的なタイトルに込められた意味を体感する映画。
劇中でアレクサンドロスが未完の詩人ソロモスの作品について語るように、本作もまた未完の詩のように、断片的で、あい…
死と希望のイメージがこれでもかと詰め込まれていて面白かった。
アンゲロプロスを観るといつも相米は浮かぶけど、今回は黒沢清も感じた(廃墟での人身売買や子供達が警察に見つかって走り出す所)
言葉を買う詩…
詩人は言葉でしか世界を捉えないから言葉がある限り死ぬことはない。
だからアレクサンドレ!って呼ばれて始まりそして終わるのかなと思ったり、あれ、そうだったっけ?
バスのシーンがすごく良くて泣きそうに…
これは傑作だ。とにかく凄い。映画好きなら絶対に観るべきだ。俺もテオ・アンゲロプロス監督の作品を全て観る腹づもりだ。
タルコフスキーを引き合いに出す意見をよく目にするが、詩的な映像表現や夢を漂うよう…
テオ・アンゲロプロスの作品はどれも素晴らしいけれど、中でも大好きなのが『永遠と一日』。
主人公は、重い病を患う詩人。しかし彼は、もう自作の詩を書かず、19世紀の詩人の研究を続けている。妻は亡くなり…
私が鑑賞したことのある『永遠と一日』『霧の中の風景』『こうのとり、たちずさんで』の中で一番好きな作品だった。
『永遠と一日』は老父が過去〜現在〜幻想へと記憶と想像をトリップし、道中ではアルバニア…
老いた詩人アレクサンドレは人生最後の一日を偶然助けた難民の少年と共に過ごす
少年に過去の偉大な詩人ソロモスの話を始めるとワンカットで時代が移り行く
ソロモスを真似て知らない言葉を買う遊びをする少年
…
このレビューはネタバレを含みます
「永遠と一日」をこの間本当に久しぶりに観た。細かいツッコミ所がいくつかあった。でもあの長回しの不思議な感覚は特別で。
最後の時空を越えた海辺。死がじわりと迫っている主人公を家族たちが並んで迎えるシー…