荒野にてに投稿された感想・評価 - 159ページ目

競走馬のピートにとって、どうしてあげることが幸せだったんだろう
チャーリーはピートをとても大事にしていて、だからこそのあの行動なのはよく分かる
分かるけどそれってすごく主観的というか「自分が嫌だから…

観終わった後に 温かな泪と物憂げな余韻を残す傑作

深い哀しみと罪悪感を抱かなければ
決して強く優しい男にはなれない…

少年は荒野をただ歩き続け 人生を走る
しかしそれは 逃避や自棄ではなく
自分…

これは素晴らしい。劇場で観れば良かったと後悔。

ひたすら美しい映像と悲しくも穏やかな流れからの突然の馬のアレをワンショットで見せられたのは、驚いてお口あんぐりで固まったですよ…

父や馬の喪失後…

イントゥザワイルドのように、自ら望んでタフな環境に挑むのならばまだ観てられる。
だけど、そんなサバイバルなんて望まない15歳の少年には過酷すぎやしないか。辛くて耐えられない。
危なっかしくてヒヤヒヤ…

確かに親には恵まれなかったけれど、挙げ句なんだかんだ無茶やってもちゃっかり生き延びる運の良い少年と、そんな少年に出会ったばかりに無駄に辛酸を嘗めさせられた挙げ句惨めな死を遂げる可哀想な馬の話・・・と…

寄り添うものを失くして、彷徨い続ける。
終わることのない浮浪と、最後に手に入れる幸せと虚無感。
夜を逃げ続けるチャーリー導く同じような運命を辿る、終わってしまった競走馬。
彼の一筋の希望と大きな絶望…

舞台はオレゴン州。主人公は父親と2人暮らしの15歳の少年。突然の父親の死に直面し、処分を待つ競走馬とともに音信不通の伯母を訪ねる旅に出る。散りばめられるエピソードの一つ一つに深みと味わいがあり、主演…

使えるやつは使って私腹を肥やし、使えなくなったら切り捨てる。母親は逃げ父は死に、そんな人たちのところを転々とする主人公。
主人公は自分だけでも精一杯なのに他の人、馬や父のことまで背負い込もうとする。…