それぞれがそれぞれに事情を抱えた大学生4人が、お互いに自分の胸の内を打ち明け合うことなく体育館に集まってダラダラバスケをしたり、喫煙所に集まってだべる。
それだけなのになんなんだ、この感動は。
ど…
将来の不安と現実の厳しさが押し寄せる
大学3年生4人の気だるい日常を描いた、
内山拓也の心地良くない青春映画。
体育館に集まりバスケットボールに興じる4人。
喫煙場所でも、他愛もない話を繰り返す。…
佐々木インマイマイン、若き見知らぬ者たちどちらもかなり好きだったの鑑賞。
その二つはどちらかと言うと、音楽や演出でエモーショナルなストーリーを激情的に描いていた印象だが、この作品は長回しとピアノで…
何かを抱えているなかで懸命に生きる若者達を描いた作品。
大学生が家の中で孤独死していたニュースをなぜか思い出した。
何かをグループに所属していなければ、とてつもない孤独感に苛まれる大学生活がいかに酷…
昼の影響を受けてヴァニタスも。
どうしようもないこと、寂しさ、孤独、内山監督の頭の中を覗きたい、どうしようもないことの揺れるのが伝わってくる。
やはり、整音と照明、カットが大事だと気付かされた。…
このレビューはネタバレを含みます
自分は彼らよりも友達も環境もいろんな機会にも恵まれていたはずだけど、この話が遠いものだって思えない。ずっとザワザワして苦しいんだけど、自分にとっての大学感とすごくシンクロしてる。
不自由さをエモさ…
淡々としているようで、なぜか見入ってしまう映像。セリフもそれほど多くはなく、仲間うちでの軽口の叩き合いがほとんど。大きなストーリーもない。終盤まで音楽もない。それで、まったく飽きさせないのだから天才…
>>続きを読むカメラが遠くの位置から撮っているカットが多くて
俳優の細かい演技(視線など)が画面中に散りばめられてて注目する所が多い
2回目3回目と各キャラ視点で見るのも楽しそう
バイト先の先輩ちゃらんぽらんな人…
大学生4人の背景にある各々の秘密を匂わせ、
「なんだ?」を持続させながらの孤独感。
バスケをしながらの、心の距離感。
本音は話せなくて、お互いに分かり合えないと思ってしまう感じ。
1999年という時…