キリスト教における「救済」に踏み込んだテーマが重たかった。叔父に裏切られても、自分の信仰に基づき正しくあろうとしたビリディアナは最終的に物乞いにも裏切られ犯される。ホルヘがビリディアナに、「全ての物…
>>続きを読む敬虔な修道女ビリディアナは、亡き妻のハイヒールやコルセットを身につけてウットリするような変態叔父さんに求婚され強姦未遂までされる
その後叔父さんは自殺してしまい罪悪感から叔父の屋敷を貧しい13人の人…
『ベネデッタ』の前に観ておきたかった作品。
ルイス・ブニュエルが描く修道女物語なので、もちろん優しいものではありません。
映画で最後の晩餐パロディはときどき出てきますが、今作のそれはかなりの完成度…
白黒だから余計にラース・フォントーリア味を感じる。
恩を仇で返すとはまさにこのことだが、ここまで育ちの違う人たちを混ぜ合わせるなんてやはりビリディアナの奢りだったのだ。
ドッグヴィルでもそうだっ…
聖女のような修道女ビリディアナは庶民の洗礼を受けて俗化しましたという二部構成の猛烈なアンチキリスト物語。前半はロマンポルノで後半はおとぎ話。
宗教的な道徳的幻想を悉く踏みにじるような内容。ストッキ…
「皆殺しの天使」の不条理な感じを期待して観たらえらく変態的だった。こっちが通常運転らしい。"合わない"のかもしれない……。でも全ての登場人物に対してフラットな描き方というか、嫌な部分を抽出している感…
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