前作の『グッバイ、レーニン!』同様に、総合的に凝ってる演出が多くて感動しました。
「60年代だと、あの盲目の画家、カミンスキーもいいよね〜」
なんて問われると思わず同意してしまうようなレベルの作り…
自分の評価は他人がするのではなく、自分自身でする事だ。
自分自身が最高だと思えばそれで良く、それが人間の本質ではないか。
芸術家も同じ。
誰かに評価されたい…世間に訴えたい…不特定多数に作品を…
おしゃれで、絵画や構成などの細々まで凝っている。
出てくるお年寄り達が個性的でかわいらしい。
ダニエル・ブリュールが主演で期待したけれど、期待通りの好演だったけど、うーん。 理解が難しい、というか…
才能は自分で見極める。
何もない、と思わないこと。
カミンスキーは全盲ではないけど見えていない。
でも、必要なことはしっかりみえていて、
自分のことを自分で決めてきている人だ。
自分では生きている…
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