消えた16mmフィルムの作品情報・感想・評価

消えた16mmフィルム2018年製作の映画)

Shirkers

製作国:

上映時間:97分

3.8

あらすじ

「消えた16mmフィルム」に投稿された感想・評価

eetee

eeteeの感想・評価

5.0
まずシンガポールにこんな映画が存在していたという驚き、その作り手の魂がこもったシーンの数々に惹かれる、失われたフィルムのゆくえ、ジョージという男の謎を追うミステリー要素、彼の行動への苛立ちや怒り→そこから謎が解けていくにつれて合点がいく、若い頃から賢く、たくましく、映画への情熱を持ち続け、立派に成長した3人の女性たちへの称賛の気持ち、その友情、個人的には自分が映画学科の学生でありながら何もできていなかった悔しさ、90年代の空気感のノスタルジィ、などなど感情フル稼働で最後は号泣してみてた。今年ベスト。
アトロクの紹介から。まぁ...なんとも感想を言語化しづらい映画だと思います。“ジョージ”という存在は結局誰なのか、というか彼女たちにどのようなものを押し付けていったのか。真実という真実はつかめないまま終わっていくわけですが...うーん本当に感想にしにくい。
『Shirkers』…それは、空疎なカリスマによって「シンガポール映画史にひそむ亡霊」と化した一本のカルト映画。Netflixのソシオパス系ドキュメンタリーの中で異色作。良かった。
川添

川添の感想・評価

3.3
アトロクで知って見たシンガポールのドキュメンタリー。なんとも不思議な、ぼんやりし通しの映画だった。恐怖というか、狂気というか、なんだったのだろう。
honobon

honobonの感想・評価

-
25年間の空白の先に待っていたものを彼女自身が振り返るドキュメンタリー。
幻だった青春が目の前に戻ってきたらどう思うんだろう。そう思いながら見ていたけれど、よくわからない恐怖が。
この'Shirkers'の撮影した取り組みをバネにした人もいれば、当時の煮えきれない怒りのまま新たな'Shirkers'を作った人もいる。オリジナルの'Shirkers'を持ち出した…、保管し続けた人も。

見終わって、音はなくていいからフルで見てみたいと思ってもそれ以上のものはあまり持たず。

この作品のジョージという人は不気味な存在だけど、もしかしたら姿のある場所にすごいものが生まれる存在だったのかもと感じた。
vesper

vesperの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

フィルム、機材、音楽を奪われた者の怒りや無念さなどは想像を絶するものだったろうなと思う

かたや、ジョージの才能や成功への嫉妬する気持ちはなんとなくわかる。しかしせいぜい心の中でひっそり思う程度だよなーと思ったり。

シャーカーズは映像だけしか残念ながら残ってないけど面白そうだなとおもいました。
TakatoUsui

TakatoUsuiの感想・評価

2.7
面白かった。
主人公が、ゴーストワールドを見たとき、天才マックスの世界を見たとき、くやしかった!と言ってたけど、確かに、今見ると、先取っていたのかなと。
JUNPEI

JUNPEIの感想・評価

4.3
あの男が最初に画面に出てきたた時から妙な気持ち悪さと嫌悪感を感じるのは何故だ。少女達の青春の中に歪なピースが1つ混じっているような、なんとも言えない心地悪さ。それは少しづつわかってくるのだけど、、、。
ミステリー仕立てのドキュメンタリーでありながら青春映画でもある。

シンガポールでの映画製作という記録と記憶。25年経って明かされる世に出なかった小さな、でも、もしかしたら大きな作品になりえた映画の足跡を辿る。

とにかく劇中出てくる「Shirkers」の映像が良すぎて本編を観てみたくなる。ただ、"もしも"や、苦い青春があるから進んで行けたのかもしれないと思うと人生何が原動力になり得るかなんて誰にも分からないものだなぁと思わずにはいられない。ただ、"もしも"がなかったおかげでこうした新しい傑作を生み出して、観ることが出来て、今、感じられるのだから不思議。
最後に、少女達3人の25年後のそれぞれの今が、素敵すぎて勇気をもらえる。
Emi

Emiの感想・評価

3.0
このドキュメンタリーを製作するまでに、そして今もなお、どれだけの怒りや後悔やいろんな色んな感情が渦巻き、それらを乗り越えたんだろうか。

インドネシアの都市伝説的自主映画、"Shirkers"の消えたフィルムにまつわる物語。

切ない悪意に晒されながらも、映画に情熱を燃やし、ともに苦しんだ仲間たちの絆に心がほぐれる。
たとえ映画という「記録」が存在しなくとも、当時の「記憶」は当事者の心に残り続ける。

そういう意味で、何かに夢中になったことがある人には刺さる、普遍的なノンフィクションだった。
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