あなたたちの脳は文明に適応できないと言われ、反論できるほどの知識や知恵を与えられていない主人公のはがゆさや怒りを感じた。
こうも差別されているのなら、主人公がスウェーデン人になりたいと思うのも当然…
面白くはないが色々考えさせられる映画だった。
まず、どの国においても人種差別があるのは分かっているつもりだったが、ラップランドというトナカイと共に悠然と暮らしているイメージのある地域の民族でさえ差別…
トナカイを殺すということは、"エレ・マリャ"を殺すということ。
妹を弔うということは、"エレ・マリャ"を弔うということ。
差別うんぬん、という話というよりは、「血」というものを乗り越える難しさ、…
当たり前を疑うって、どれだけ難しいことだろうか。
小学校の時から、「先生」や「大人」という立場の人間を神のように考えていた節がある。大人は絶対、間違いないと思っていた。
だから高校に入って、「先生怒…
北欧北部の東西に広く住み差別された先住民族サーミ。世界と未来に憧れスウェーデン人になるため故郷を捨てた少女が、晩年妹の葬儀で嫌々帰郷する。映画は彼女を裁かず、自分の人生を選択した。悪意のない人物たち…
>>続きを読む差別的な扱いを受けていたスウェーデン北部のラップランドで暮らすサーミ人。エレはサーミ語の使用を禁じられ、成績が良くても進学すら望めない。「この学校の子は進学できないの」推薦状を書いてくれない教師。「…
>>続きを読む(C)Sophia Olsson