友人の妻を不倫の果てに殺してしまい、良心の呵責に苛まれる男と、夫から不倫と殺人を告白され、家族を守るために次第に別の顔を持った女へと変貌していく妻の姿を描く。
冒頭から田代(小林桂樹)が挙動不審。…
まず、落ち着かない様子の男を背後から追ったワンショット目から引き込まれる。やましさを抱えているに違いないと、観客に納得させるにこれ以上ない距離感と立ち居振る舞い。小林桂樹の演技が素晴らしく、陰影が強…
>>続きを読むfeudalismとmodernityの対立が面白い.
絶対原作はもっとindivisualism寄りだろうから、どうローカライズされてるのか比べたい.   
小林桂樹、いいネェ…
こういう味のあ…
情けない小林桂樹の可愛げ。性行為での生と死の境の局地に行ってしまったことを忘れることができず罪を告白するとまた「気持ち良くなってしまった」と生と死の境に行ってしまう欲望の繰り返し。最後の気持ちよくな…
>>続きを読む東宝、モノクロ、サスペンス
監督、成瀬巳喜男
出演者
小林桂樹、新珠三千代、三橋達也
草笛光子、若林映子、長岡輝子、加東大介
藤木悠、十朱久雄、稲葉義男、関千恵子、一の宮あつ子、中北千枝子
伊藤久哉…
成瀬巳喜男監督作としては異色か?!
サスペンス映画である。
平和な暖かい家族や日常に起こる事件。
例によって…てかこの手の映画だから尚更に根多バレしちゃ不可ないから核心には触れませぬ。
でもね、…
成瀬巳喜男監督作。
エドワード・アタイヤのミステリ小説『細い線』を井手俊郎が脚色。
本格ミステリーであり、成瀬巳喜男作品の中ではかなりの異色作であるものの、随所にらしさが見え隠れするあたりがたまらな…