gifted/ギフテッドの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

gifted/ギフテッド2017年製作の映画)

Gifted

上映日:2017年11月23日

製作国:

上映時間:101分

ジャンル:

4.1

あらすじ

フロリダの小さな町で生意気ざかりの7歳の姪メアリー、片目の猫フレッドとささやかに暮らしている独身男のフランク。その小さな幸せは、メアリーの天才的な才能が明らかになることで揺らぎ始める。メアリーの特別扱いを頑なに拒むフランクだったが、そこにフランクの母エブリンが現れ、孫のメアリーに英才教育を施すためにフランクからの引き離しを図ります。フランクには亡き姉から託されたある秘密がありました。メアリーにと…

フロリダの小さな町で生意気ざかりの7歳の姪メアリー、片目の猫フレッドとささやかに暮らしている独身男のフランク。その小さな幸せは、メアリーの天才的な才能が明らかになることで揺らぎ始める。メアリーの特別扱いを頑なに拒むフランクだったが、そこにフランクの母エブリンが現れ、孫のメアリーに英才教育を施すためにフランクからの引き離しを図ります。フランクには亡き姉から託されたある秘密がありました。メアリーにとっての本当の幸せはどこにあるのか、そして、フランクとメアリーはこのまま離れ離れになってしまうのか・・・?

「gifted/ギフテッド」に投稿された感想・評価

Barolo

Baroloの感想・評価

2.7
フロリダでボートのフリーランスの修理工を営むフランクは、かつてボストンで哲学科の准教授をしていた。フランクの姉のダイアンは天才数学者だったが、幼い女の子、メアリーを残して自殺してしまう。ダイアンの自殺を食い止められなかった自責の念のもと、フランクはメアリーを引き取り、普通の生活をさせようとする。だが、メアリーも数学に天与の才を持つものだった。メアリーが7歳になった時、やはり数学者だった祖母のイヴリンが現れ、メアリーには特別な教育を受けさせるべきだと主張し、親権を巡って対立する。

普通の生活とは何だろうか?流行の音楽を聴いて、没頭できる趣味を見つけて、何人かの友人をつくって、時には恋に悩んで、少しは勉強もすること?この世に普遍的な意味での「普通の生活」などあるのだろうか?将棋の藤井七段は、そんな生活を望むだろうか?彼は天才だから他とは違う。だから「普通の生活」は送らなくてもいいのだろうか?逆に、やりたくもないのに絵を描かされて美大に送り込まれるべく、殆どの時間をキャンバスに向かわされている人は、「普通の生活」をしたいのだろうか?

叔父のフランクは、姉の自殺のトラウマから、数学をメアリーから遠ざけようとする。だが、メアリーは数学が大好きだ。姉を救えなかった自責の念に苛まれ、毎金曜日には隣人にメアリーを預けて酒を飲みに行く。定職にもつかず、健康保険にも入っていない。収入は高くないから欲しがっている、ピアノも買ってやれない。保険に入ってないから、メアリーが大病をすれば、万事休すだ。

イヴリンは、かつて娘に託して果たせなかった夢を今度は孫に託そうと画策する。「稀有な才能は人類の宝であるから、特別に扱われるべき」、と高邁な理想をぶち上げるが、実はそれは娘への愛情が失敗に終わったことを取り返したいことへの代償行為に過ぎない。イヴリンもまた、トラウマを抱えている。

両者とも間違いなくメアリーを愛し、独自の信念を持ってして、彼女にとって最良の選択肢を与えようとする。だが、人間の感情は一元的なものではない。そこには、己のエゴが見え隠れもする。二人とも理解していないのは、メアリーの幸せは、誰かが作れるものではないということではないだろうか?未来のことは誰にも分からないのだから。だから、人生は面白い。だから、人生は哀しい。たがら人生は楽しい。だから人生は辛い。

私は決定論者でも運命論者でもないけれど、我々が抗しがたい何かに人生を翻弄されてしまうのは、よくあることだと認めざるを得ない。それを諦めるも、抗うも、嘆くも、その人の人生次第だ。誰かの人生に誰かが、例え親といえども責任を持つことなど出来はしないと思う。

人間は誰一人として同じものはなく、未来へ誰かを導いて行く方程式も教科書もない。「子供のための幸せ」などとは、大人が賢しらに語りがちな幻想に過ぎないのではないだろうか?

コギト・エルゴ・スム。かつて哲学を教えていたフランクが引用した、近代哲学の始祖、ルネ・デカルトの著名な言葉、「我思う、ゆえに我あり」この世の全てを疑っても、それを疑う自分の存在だけは否定出来ない。だから、私は存在するのだ、という考え方は、以降、観念論、構造主義、ポストモダン、分析哲学と、哲学史市場幾多の変遷を経てきた中で繰り返し批判され、それでもなおかつ現代思想の根幹の一部として厳然と聳え立っている。フランクは、このクオートを転用して、メアリーは、コギト・エルゴ・フレッドと考えてるのだね、と言う。猫のフレッドが存在するのは、メアリーがその存在を認識するからだと茶化しているのである。ならば、イヴリンのメアリーに対する認識と、フランクのメアリーに対する認識も同様に確立されるとするならば、お互いの認識は同一ではないはずだ。その対立項はどちらかが優れているという類のものではない。そして作品では、どちらにも与しない予定調和的な折衷案が描かれて、メアリーは一見幸せなように見える。

だが、本当にそうなのだろうか?才能があろうがなかろうが、子供たちを育てるということは誰にとっても一大事業で、明確な答えなどありはしないはずだ。画一的なソリューションを提示されてるようで、残念ながら、私にはこの作品の切り口は浅薄で短絡的な感じがしてしまった。
seiya

seiyaの感想・評価

3.0
初めて観てる途中で寝てしまった
別につまらないわけじゃないよ
つかれてただけ笑

またリベンジしよ
mk

mkの感想・評価

4.5
子役の演技が素晴らしい。
普通を望む叔父と才能を伸ばすべきと主張する祖母。あい
すごくほっこり。女の子可愛すぎて周りの人も皆一生懸命女の子を愛していて温かい映画だった
なんてゆうか、心温まる映画です。

出てくるキャラクターだったり街の風景だったり
どこか懐かしさを感じるのは映画の出来を物語っています

叔父を演じたクリス・エヴァンスの目は「キャプテン・アメリカ」の目ではなく(当たり前)ひとりの優しいおじさんの目でした。

マーベルとの契約が切れた後でも安定した演技を見せてくれそうです。

子役の子もすごいよかった

特に後半の演技は自然すぎて映画だと言うことを忘れちゃうくらいよかったです!

ストーリーは特に目新しいものではないんだけど確実に誰もが楽しめる要素が結構詰まってるような映画です

時間もけっこう短いんで、気軽に見れるのもいいね!

心温まりたい人にオススメ
____________________________
[この映画のBest俳優]
クリス・エヴァンス
[脚本面]☆☆☆☆
[映像面]☆☆☆
[ストーリー性]☆☆☆
[オススメ度]☆☆☆
ryutalos

ryutalosの感想・評価

3.7
メアリーの小賢しさが可愛すぎる。
日本の厨二アニメっぽい。

「こんなに賢くて優しい女の子になったんだから育て方は間違ってなかった」で涙。
キャップ以外のクリス・エヴァンスもかっこよかった。

このレビューはネタバレを含みます

大人同士の諍いに終始メアリーの気持ちがおいてけぼりになっているのが悲しかったけど、最後メアリーは、大好きなフランクの愛に育てられて生きてゆけることになってよかった。この物語はハッピーに終わらなきゃ。

メアリー役のマッケンナ・グレイスは、笑ったり泣いたり怒ったり、彼女の表情ひとつひとつがすごく感動的。今後が楽しみな女優さん。

メアリーとフランクと猫のフレッドが、たった2人と1匹だけで、浜辺でじゃれあうシーンがとても好き。心温まりしあわせな気持ちになる。

あとはやっぱりロバータ役のオクタヴィア・スペンサーがよい!メアリーとのカラオケシーンは最高!
Votoms

Votomsの感想・評価

4.0
普通の子どもよりも數學の才能があるメアリー(マツケナ・グレイス)。所謂ギフテツドと呼ばれるだらう子だが、保護者でをぢであるフランク(クリス・エヴアンス)はメアリーの母・ダイアンが自殺した事を苦ゝしく思ひ、彼女を普通の子として育てやうとする。メアリヰの母は天才數學者で、ミレニアム問題のひとつであるナビエ–ストヲクス方程式を解き明かすのにあと一歩まで屆いた人だつた。その目標を今度はメアリーに繼いでもらおうといふ事で、メアリーの祖母(リンゼイ・ダンカン)が親權を獲得するのに畫策する。まぁ、云つてしまえば祖母はかなり毒親であり、ダイアンが自殺した理由であり、正直なところとしてかういふ親元で生まれなくて良かつたなと思つた。私は子どもはいないが、もしいたとしたらどのやうに教育する事が望ましいのか、考へさせられた。
それにしてもマツケナ・グレイスの演技は上手い。表情の使ひ分けもとても子どもと思へないほど洗練されていて素晴らしかつた。
mao

maoの感想・評価

4.0
子役の子の演技が上手で子供もいないのに親の気になってはからずも泣かされました。
フロリダの南国の雰囲気も味わえて素敵。
見終わって、私もギフト持って生まれたかったなあと思いました。
eyes

eyesの感想・評価

3.8
メアリーは単に数学が得意ってことだけでなくて、人との関係の築き方も普通の子供と違う、それでいて子供の純真さも持ってる部分に牽かれる。フランクは子育て法と嘘の使い方に牽かれた。ボニーは信頼できる先生感を凄く醸し出していて牽かれた。また、いい隣人の存在は大きい。大事だと思えたのは同じ目線に立つこと、目を見て伝える、教育。心地よさを感じた作品。