ひたすら廃墟を映しつづけるだけ 音楽もナレーションもない その場にたたずんで眺めているような感覚だ なんとも言えない寂寥感を味わせてくれる 構図の美しさに引きこまれる ただ反面ところどころ退屈さを…
>>続きを読む人がいなくて、風と、鳥や虫の音が聞こえる。物悲しくも美しく感じるのは何故だろう。
誰の居場所でもない。忘れ去られた場所。存在の隙間の空間。
人の痕跡で形作られる風景。
様々なドラマを否が応でも思い馳…
美的感覚のアンテナをどこに向けるか。
ホモ・サピエンスによって造られた物は、地球誕生から現在までのタイムスケールにおいては醜悪なもののように見える。一方、その背景に浮かび上がる自然は一層美しく、際…
いのちの食べ方で知られるニコラウスゲイハルターの世界中の廃墟を題材にしたドキュメンタリー作品。
さながらタルコフスキーのストーカーやアメリカンビューティーのビデオカメラのシーンを彷彿とさせるような…
クレイジージャーニーにも見えるし、廃墟マニアのための映画にも見えるし、タイトルが故、人間が作ったものも自然に淘汰される経過を見るための映画にも見えるし、この監督の前の作品から何かメッセージを受け取っ…
>>続きを読む原題「ホモサピエンス」。
人が関わらなくなった人工物は決して無に帰るのではなく、その形のまま自然にゆっくり還っていっているのだという確信めいた何かを感じた。今はその途中なのだと思う。日差しが侵食し…
破れた屋根から射す光。その中で舞う塵。割れたガラス窓から吹き込む風。風が散乱した本のページをパラパラとめくる。
砂嵐、あるいは吹雪のなかでも、がんとして動かないコンクリート。
人は、なんという物…
1人で黙々とみちゃったけど、何でこうなったんやろねって誰かと考察しながらみるんも楽しいと思う𓏗𓏗
少し前まで人がおった気配のある建物と、もう何十年も前に人の手から離れた建物と、色々。建物たちが経てき…
Nikolaus Geyrhalter Filmproduktion GmbH