軍旗はためく下にの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『軍旗はためく下に』に投稿された感想・評価

スチルカットの使い方が本当にうまい。
登場人物が出てくるときの顔写真とテロップや戦況を写した膨大な写真によって、新聞や記録を見せられているような感じがするし、表情や遺体のスチルでは時間が止まるような…

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戦争の怖さ、第二次世界大戦時の日本政府の酷さを伝える作品。

深作監督の演出は目を見張るものがあり、すごい。
けど、セリフで作品のテーマを言いすぎてないかと思った。昔の映画あるあるな気はするけど、メ…

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3.0
反戦映画であるとともに反官僚、反権威、反天皇制映画でもあると思った。エンタメじゃない方のガチバイオレンス。コントじゃない方のガチ不条理。
3.8

音も含め、演出はだいぶ苦手だったけど、ぐるぐる回っていく展開の面白さと、回るたびに痛感する戦争というものの悲惨さ、さらにはある意味無意味ともいえるような死の描き方、死の矛盾などなど、刺さるところもた…

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深作監督らしからぬエンタメなし、サスペンス風の重い戦争映画ですね。

昔の人は美化されがちですが、いつの時代も人の醜さは変わらない。下っ端ばかりが責任や後悔、苦渋を負わされ、A級戦犯やお偉いさん方は…

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5.0

きちんと天皇に戦争責任を問うていて、正直この頃より全然後退していると感じる。国が始めたことの責任を私たちが取らされるという妻の述懐は庶民にとってのあの戦争の全てで、国のためになど死ねないと若い兵士や…

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4.5
推理ものとしても、戦後日本が受けた傷のスケッチとしても素晴らしい。

南方戦線に従軍し「敵前逃亡」の罪で軍法会議にかけられ死刑にされたという冨樫分隊長(丹波哲朗)の妻(左幸子)は戦没者英霊にも加えられず遺族年金ももらえない事に納得せず毎年終戦記念日に役所へ出向き不服申…

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戦後二十数年がたち、未だに死の状況が不明な夫の詳細を調べるという話。永遠のゼロのパクリ元。単純に羅生門形式の面白みがある。丹波哲郎の演技が素晴らしい。ちゃんと錯綜する話に説得力をもたせる多面性がある…

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結城昌治の原作を深作欣二が映画化。夫の敵前逃亡の疑惑を、戦友を訪ね廻り、真相を探り出す妻。そして、飢餓、友軍相殺、人肉食、捕虜惨殺、上官殺害などが明らかになる。深作は「トラ、トラ、トラ」の監督料を投…

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