佐藤泰志の小説は「そこのみにて光輝く」を読んで正直言っていいと思えず、それ以外読んでいないのでこの映画の原作も未読。でもこの映画は蓮實重彦先生が褒めていたことから、ふっと観てみたくなった。結果、なか…
>>続きを読む 僕(柄本佑)も佐知子(石橋静河)も静雄(染谷将太)もそれぞれ、空虚を抱えていて、それが為に、多分、それぞれの距離感が良くていつも一緒に居るようになったと思う。
3人とも何をしたいのか分からず、…
深夜のコンビニ、ヒップホップが流れるクラブ、青く照らされた明け方の街。
いつかは終わるであろう刹那的な青春に身を委ねる男女。
快楽的で、だらしなくて、でも何故か惹き込まれてしまう魅力的な3人。
そ…
いよいよ12月に公開される三宅唱監督作品
『ケイコ 目を澄ませて』
映画評論家さんたちの事前試写会ですこぶる評判が良いみたいで、大傑作の予感。
そんなわけでFilmarksではそこまで評価の高くな…
いいですねぇ。登場人物と観客の距離感が絶妙でしたよ。多くを語らせることなく、表情や行動、しぐさで関係性を描いていて引きこまれました。みなさんよかったんですが、後半になって脇役たちのほんのちょっとした…
>>続きを読むユーロスペース三宅唱監督トークショー付き凱旋上映にて
嗚呼エモい
ぶっちゃけ、観たすぐあとは何が良いか分からないくらいだったけれど、じわじわ来る。これはスルメ映画だ。エモい、エモすぎる…
石…
“ちょうどいい”
バイトの僕と無職の静雄、同僚の佐知子。3人のひと夏を描く
らしく生きる、って何だろう。
“だらしない”の基準ってなんだ。
めんどうくさい関係も嫌で恋人でもない。
中肉中背という…
佐藤泰志原作の映画としては、本作は4本目となる。すべての作品の監督が異なるというのが面白い。『海炭市叙景』の復刊で知ってから、一時期、佐藤泰志の小説の世界にどっぷりとハマった。その分、映像化されてき…
>>続きを読むこのまま永遠とこんな生活が続いていくのかなあと思うふわふわした日常。生々しくて生温い、焦燥感。自分が3人と一緒に映像の中にいるような感じもありつつ、なんだろうか、違和感とは感覚が違うけれど遠巻きに眺…
>>続きを読むHAKODATE CINEMA IRIS