なんと美しいのであろうか…
これまでも「威風堂々」とか、妙に牧歌的な音楽とかが唐突に劇中に流れてきて、これって聖書のマタイ伝とかルカ伝みたいに「昔、ある男がいた。」的な、誰に対しても俯瞰的な視点から…
愛はどこにあるんですか
見えません
見えれば探しもしますけど
生きるより
きれいに消えた方が
百倍もマシです
毎日 考えて生きてるくせに
人を愛せないから
生きることに執着してますね
心から人を…
平原を捉えたロング・ショットにて、談笑するキム・ミニと先輩、そしてその2人に近づく男の影が、やりすぎなくらいの長回しで映される。この時、画面に映る人物の姿は極端なまでに矮小化されていて、誰一人として…
>>続きを読む備忘録、途中。
黒い服の男(黒子)
黒子は、ヨンヒの深層心理の投影なのか。
別れて待つ自分を韓国に連れ戻す。
いくら拭いても拭えない心の曇り。
夢のあと、黒子は出ない。
カップル
ハンブルクの先…
キムミニの人間味あふれる演技がよかった。
人間みんな心の中に不安があるんだと思う、その不安を隠して騙し騙し生きてる。
しかし、キムミニは自分に正直に、嘘をつくのが嫌いなのか、お酒が入ると感情を爆発さ…
映画の内容とヒロインのキム・ミニと監督ホン・サンスの現実のスキャンダルとがブレて重なるのが赤裸々過ぎて下品になりそうなのに、映像の美しさと妙なおかしみがあって最終的になんかいいモノを観た気分になった…
>>続きを読むホン・サンスは本当にキム・ミニに惚れてるんやな。
ジュニ先輩を通じてヨンヒを劇中で褒めまくってる。
それで、最後のシーンで監督に会えたのは夢やったんやな。
窓を拭いていた男と海辺でヨンヒを攫った男…
「私が望むのは私らしく生きること。ぶれないで、何があっても私らしく生きたい。」
不倫や愛より、自分らしく生きること、そしてそれによってもたらされた孤独がテーマだと思う。映画に出てくる黒い服の男は何な…
<男と女の愛を巡る幻想譚>
不倫スキャンダルで傷心を抱えた女優のヨンヒは、恋人である監督と離れる決意でドイツのハンブルクに来たが、韓国から会いに来ると言いながら来ないだろう彼を待つ気持ちは消えず、…
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