Oh Lucy!の作品情報・感想・評価 - 5ページ目

Oh Lucy!2016年製作の映画)

上映日:2018年04月28日

製作国:

上映時間:95分

3.5

あらすじ

東京で働く43歳の独身OL節子は、ほど遠くない「退職」と、いずれ訪れる「死」をただ待つだけの生活を送っていた。そんなある朝の通勤ラッシュ。目の前で電車の飛び込み自殺を目撃してしまう。惨事の余韻から抜け出せないまま、仕事に就く節子。突然、節子の姪で 若き自由人である美花(21)から久しぶりに電話があり、話をしたいとランチに誘われる。姉の綾子に美花には関わるなと散々言われたのだが、それは節子に逆の効…

東京で働く43歳の独身OL節子は、ほど遠くない「退職」と、いずれ訪れる「死」をただ待つだけの生活を送っていた。そんなある朝の通勤ラッシュ。目の前で電車の飛び込み自殺を目撃してしまう。惨事の余韻から抜け出せないまま、仕事に就く節子。突然、節子の姪で 若き自由人である美花(21)から久しぶりに電話があり、話をしたいとランチに誘われる。姉の綾子に美花には関わるなと散々言われたのだが、それは節子に逆の効果を及ぼすだけ。節子は美花と会う。姪にはなぜか弱い節子。お金に困った美花を助けるはめに。美花が前払いした英会話クラスを代わりに取り、その受講料を美花に支払うことになる。アメリカ人講師ジョンの教える一風変わった英会話教室が始まる。そこで「ルーシー」という名前と金髪のカツラを与えられ、教室では「ルーシー」になりきるようにと言われる。節子の中で眠っていた感情を「ルーシー」が解き放ち、節子はジョンに恋をする。そんな幸せもつかの間、ジョンは姪の美花と一緒に日本を去ってしまう。自分が置かれた人生に納得ができない節子は、二人を追いかけて、アメリカへ旅立つ決意をする。しかし、仲の悪い姉の綾子も行くと言い出し、同行することになる。嫉妬、秘密、欲望に満ちた旅の果てに節子が見つけたものとは?

「Oh Lucy!」に投稿された感想・評価

英会話学校の先生に彼らの母国で会ったらああいう感じのギャップは貰えるのかな(^_^;)まさかの、そしてここぞとばかりの役所広司登場のタイミングが好き。
たくみ

たくみの感想・評価

3.5
ジョシュ・ハートネットがいったいどんな役でどのくらい出てるのか?って興味本位で鑑賞。

南果歩演じる姉と寺島しのぶ演じる妹の不協和音をはじめ、とにかく誰とも噛み合わない中年女の悲哀が延々と描かれており、結構居心地悪いんだけど、何故か惹きつけられる不思議な魅力のある作品でもありました。

ところで寺島しのぶさんって凄いベテランのイメージだったけど、未だ40代なんですね(^_^;)南果歩の妹って年齢的に逆なんじゃ?とか思っちゃいましたw

自分には果たしてちゃんとした居場所があるのかな?そんな事考えてちょっとブルーになる作品です。
人生どん詰まりで公私共に破綻寸前の四十路OLの自己解放の行く末は、痛々しいまでの爆走劇に。

英会話講師による、内から見た英会話と外から見た英会話の違いのような対比が面白く、監督の日本の英会話教室の違和感の切り口が上手い。『英会話教室に通ってもネイティブな英語は無理だよ』と聞こえてくるようでもある。

英会話教師役のジョシュ・ハートネットの日本とアメリカの対象的な正気の違いもよく、母国ではパッとしないが、英語が苦手な日本の特徴を活かして、日本では生き生きと輝く模様が良い。

イタい人間ばかりだが、それでも主人公の節子(寺島しのぶ)は突き抜けたイタさが可笑しくもあり、悲しくもある。
精神的歪みを象徴した部屋の汚さ。自己評価が高く、周りの評価と隔たりが大きく、若くて可愛い姪(忽那汐里)とマウント取り合いどころか、マジ喧嘩をしたりも(姪も良く考えれば似たもの同志)。極めつけは、英会話教室でのビジネス・ハグに本気になり、付き合ってもいないどころか連絡先も知らない男を追いかけてアメリカまで行くことは、想像の範疇を超えた展開で驚きの連続に。更にシュールなコミカルを挟むことでバランスを保つ。
姪との瑞々しさの対比は悲しく、アメリカに行った後のジョシュ・ハートネットと対象的のような、アメリカの方が日本より生き生きしている感じも良い。
失うものが少ないことも問題だと思えた。ゴミ溜めのような部屋は社会の中に埋もれてしまいそうなメタ的にも。

アメリカに行くと、前半の仏頂面と対照的な女を武器とした暴走も可笑しく、英会話教室で発音時に口を大きく開ける教えを実行した車での性交シーンは、全く役に立たない英会話教室の教えが唯一活かされて、抱腹絶倒に。初の長編映画製作とは感じない、伏線の使い方のセンスの良さに驚き、英会話ネームとTATOOの伏線も感心する。

女同志の口喧嘩や取っ組み合いなどの女性の一線を超えた取り乱し方の描き方に妥協なく、男監督では無理な気がした。(男監督だと、下手すると男尊女卑のレッテル貼られる可能性も)
女性監督だからか、主要女優3人(寺島しのぶ・南果歩・忽那汐里)の演技と演出が抜群に良く、まざまざとした模様が印象的で、今後の活躍が楽しみに。

海外目線的でもあり、女性目線的な邦画は新鮮で貴重に。「勝手にふるえてろ」の時も同様に思ったが、やはり女性監督による女性目線は重要で、量産されるキラキラ映画も、そのような女監督が作れば別物になり見られる位の作品も増えるのでは。
映倫区分のR15+はアメリカ基準かな。
となみ

となみの感想・評価

3.3
女は狂うと怖い…としみじみ思いました。
悪くないけど見ててとても疲れる映画。
10年後私もルーシーくらいの年になったらまた違う見方ができるのかも?
yucat

yucatの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

寺島しのぶのあのポスタービジュアルに興味を持ったので鑑賞。ポップながらも不穏な雰囲気が好みっぽかったので。
まさか舞台がアメリカまでいくなんて想像してなかったし、前半の不貞腐れた節子の表情や態度から、女を武器にし始めることも意外だった。でも、仕事も家族も友達も何もない節子にとって、自分の女の部分に価値を見出すことって仕方ないのかも。
自分にもああいう部分がないか、と言われると多少ある気がする。

そんな痛い節子に対して生命力に溢れた美しい姪っ子の忽那汐里がキラキラしてた。ナイスキャスト。

人身事故からスタートしたので、電車が徹度にヒヤヒヤした。人生を自分のタイミングで終わらせることはいつでも出来る。

最後、役所広司と2人でどこにいくんだろうな。
ポスターからにじみ出る"明るく楽しいハートフルストーリー"みたいのをイメージしてたら意外と重かった。
後半は話が急展開するし、どうなるのかと思ったら、結構放ったらかしのままで突き放された感じ。
でも寺島しのぶ、南果歩、役所広司の三つ巴の細かい演技合戦にジョシュ・ハートネットのおまけ付でかなり満腹。
この中だと、忽那汐里の弾ける若さが更に際立って見えた。

自分が勤めている会社に節子(寺島しのぶ)見たいのがいたらどうしただろう?と考える。
もしかしたら、ワタシも映画の中の社員たちと同じような対応をしたのではないか?上辺だけのキレイごとはいくらでも言えるが、果たして周囲にとらわれずに行動できるのか?そもそも彼女に気がつくだろうか?

自問自答の繰り返し。いつまでも答えは出なかった。
不器用で、強がって、でも本当は寂しくて、優しくて。
出てくるキャラクターは最低な人間ばかりだけど、それが人間の本性。

次の作品が楽しみな監督。
kkusa

kkusaの感想・評価

3.8
周囲と馴れ合わず、溶け込まない生き方は強さを感じさせるが、裏返せばそれは弱さでもあるのだと思う。
あんなに構えていたのに、見せかけの承認だけであっさりとタガが外れてしまう。
そんな主人公の脆さを登場人物と対比させながら見せつけられると、ハラハラしたし客観性の無さは自分の過去も思い起こさせ、ウンザリもさせられた。
登場人物は総じて変な人なのだが、現実社会も冷静に見回してみると変な人で溢れかえっている。
リアリティを感じさせる映画だった。
みみ

みみの感想・評価

3.5
突飛な流れのようでもあって、

咀嚼に少し時間が必要かもしれない。

でも、彼女のような、一人で空想して、現実が見えなくなること、どうにもおさえられない衝動に走ること、女性として誰かに受け止めて欲しい思い、それは同じ女性として共感できるところでもある。

そして、これから、彼女はどうなっていくのか、それが気になるな。
ha

haの感想・評価

3.1
痛々しすぎて目を覆いたくなる。
女の殴り合い大好きだけどあまりのリアリティに引いちゃった。