米軍が最も恐れた男 その名は、カメジローの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 26ページ目

沖縄にはまだ一度しか行ったことがない。現在も続く苦難と「不屈」の歴史を知り、沖縄のことを考えたい。とはいえ不勉強で、沖縄抵抗運動の主柱「瀬長亀次郎」の名前を知らなかった。昔偉い人がいて〜♪（劇中歌ネ…

沖縄基地問題を考える上で絶対に外せぬ視座。極東の平和維持を謳う米軍の兵士がなぜ沖縄では蛮行を繰り返すのか。ナイチャー軍人が本土を守る為にウチナーを捨石にした沖縄戦の実態にまで遡る。瀬長を共産主義者…

オール沖縄が一過性のものでないことの認識。タイトルは長くてくどいけど、証言者たちの淡々とした静かな興奮が映像から感じられた。ナレーションは山根基世さんと分かる正確さ。抑揚の激しさはドキュメンタリーに…

直線的で歴史の教科書を読んでいるようだと退屈していたら、沖縄の基地問題の原点が見えて来た。

戦後、占領下の沖縄で米軍政府と闘い、沖縄返還後、衆議院議員として日本政府と闘った男カメジローのドキュメン…

アメリカの非合理で依怙地なシステムのあらゆる歪みが沖縄基地問題に押し付けられている。沖縄の犠牲の上に本土の平和が守られている。軍用機の轟音に一日中犯される県民を思うと堪らない。「僕たちはあの時非合理…

キャッチーさを狙った大袈裟目のタイトルかと思ってたが、一人の人間のために米軍がここまでした事実。全然大袈裟じゃなかったし、期待以上だった。一人の人間を通して戦後の沖縄史と現状を描いた良質なドキュメン…

「きけわだつみのこえ」を読んだ後の観賞だったから、なかなか感極まったシーンがあった。戦争が終わっても沖縄の地獄は今まで続いていて、カメジローという人の事を今まで知らず、沖縄について私は何も知らなかっ…

満員のユーロスペース。
エンドロール終了後、会場から拍手が沸き起こった。

なんども涙が出た。

沖縄の苦しみに無知な自分と、彼らの痛みを知って。

沖縄民主主義の根幹に触れる機会を、ありがとう。
…

監督がＴＢＳの佐古忠彦キャスターであり、音楽が坂本龍一と知った時点で自分にそういうイメージを植えつけてしまったせいもあるけれど、正直プロパガンダ色は強いほうだと思う。

ただ、実際に占領された民と、…