判決、ふたつの希望の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「判決、ふたつの希望」に投稿された感想・評価

レバノンとパレスチナの難民の裁判の話。
世界情勢を知ってる賢い人が観たらよくわかるのだと思いますが、私の知識で理解できたのは多分一部なんだと思います。

日本にいて中東情勢について話す機会も無いですし
他の国と戦ってるんだと、その程度の関心事になってしまいます。

それでもこのようなテーマを映画を通して知る事で
新しい視点で世界を見ることが出来る様なりますね。

ストーリーとしては近所の小さないざこざから、裁判にまで発展していくんですが、個人の問題から社会、歴史の問題へと広がっていくんです。
この話の広がり方、見せ方が良かったと思います。
また、中東の街並みもイメージ出来ませんでしたが、
こんなところもあるのかと映像からも感動しました。
よしみ

よしみの感想・評価

4.0
思いだけでは
片付けられない

背景にある
とても大きな
重い課題を
背負いながら
生きていく人達の
力強さを知った👊

車の不具合を
見るのに戻ってきて
エンジンをかけ直す

とても印象に残る
素敵な場面だった👍

対立する
二人の俳優が
とても巧くて
素晴らしかった👏
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.7
お互いの弁護士が親子って分かったあたりからグーんと面白くなった笑けどそこは正直いらない設定だと思う。


些細な喧嘩が国の汚点ともいうべき問題へと昇華していく。どっちも自分の非も認めている基本的にいい人なので困っちゃう。重たい問題だけどあくまでエンタメとして楽しめるあたり秀逸だと思う


裁判外での車直してやるとこがいいな
結局国家や民族宗教なんてのはまやかしや幻想にすぎないんだなと思える。
国とは人なのだと

あのどつきで折れるほど脆いのか肋骨ってというのが一番気になったが

あれさえも、国家の平和や日常なんていとも簡単に崩れるという脆弱性や不安定さのメタファーに思えてくる
mana

manaの感想・評価

3.7
民族対立や歴史問題がこんな些細な日常にまで影を落としていることが哀しいなと。

レバノンの状況はあまりよく知らなかったので背景をもう少し勉強せねば
MayumiM

MayumiMの感想・評価

4.0
『敗北とは負の歴史を背負うこと』という台詞があったんだけど、結局のところ、この負の歴史というのは加害側/被害側両方に共通するものなのではないか……と思ったり。
戦争の後に残される混沌とどう付き合うか、どうやって次のステップに進むべきなのかとを問われたとき、イデオロギーやプロパガンダは助けにならないのかもしれない……と考えさせられる一作。
はるか

はるかの感想・評価

4.0
些細な口論から裁判に発展して、社会を巻き込む騒動になっていく。
レバノンとパレスチナの関係や宗教問題、難民問題等が分かっていたらもっと理解を深められたんだと思うけど、ほぼ無知でも分かりやすく丁寧な説明があるので、問題なく観ることができました!ラストは思いの外清々しい気分になりました!
ケンゴ

ケンゴの感想・評価

3.9
レバノンとパレスチナの関係とか全く知らなかったから勉強になった
全然演技がダメだったと終始監督の頭を悩ませていたパレスチナ人の彼がベネチアの最優秀男優賞を受賞したって話好き
Shiho

Shihoの感想・評価

4.4
素晴らしい。素晴らしかった

住宅補修工事をめぐる些細な言い争いから始まった諍いは、レバノンの歴史と内戦の記憶が複雑に絡まった国民的な衝突へと発展してしまう…

パレスチナ難民の苦難
レバノン内戦の傷

彼はレイシストなのか?
レバノン市民とパレスチナ難民
抱える苦しみはどちらが重いのか?


最初は単純だと思った構図がどんどん複雑になっていき、夢中でみているうちに、一言では語れない現実を突きつけられる


シリアスなのだけれど、とてもとてもエンターテイメントな作りになっていて、飽きずに楽しんで見られるのもすごいところ。登場人物のキャラクターも個性的で素晴らしい。全く説教臭さがないのがすごい。


主人公2人のキャラクターがいい
周囲がどんどん熱を帯びていき、対立構図の中で象徴的な存在としてカテゴライズされていく。本人は取り残されたまま…
でも最後はその人そのもの、人間としてのその人がそこにあらわれる

工場のシーン 泣いてしまった

楽しめて、ハラハラして、そして深く深く現実を考えさせられる映画
なかなか衝撃でした。

些細な口論から発展する大袈裟すぎる法廷闘争劇。

周りを巻き込むことによる取り返しのつかない事柄や自身のしょうもないプライドのせいで思ってもない方向へどんどん流れていき、お互いが自分の首を絞めてツラくなるような物語でした。

全然難しくない社会派人間ドラマ。

時折垣間見せる人間臭さに目頭が熱くなりました。
各的対立が、総的対立へと変遷していく。

脱線した変遷にも見えるが、ある脱線が転じて、深いバックボーンを浮き彫りにする。

人と人との溝の深み、底知れなさ。しかし、その溝をどう乗り越えていけるか。そのヒントととして、この映画はあまりにも示唆に富んでいる。些細かつ、壮大なヒントだ。

まるで、力強く飛び立たんとする翼を備えた映画だ。
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