シリアの紛争でアパートの一室にこもる主人公オーム家族と隣人、果てなき砲撃音に恐怖する日常は、戦争の愚かさを物語る。様々な局面で露呈する各々の心の弱さは罪なのか、抵抗することの代償に怯えて沈黙するオー…
>>続きを読む監督はベルギーの方ですが、シリアの街中の戦時下の家族たちの今にも切れそうな生命線が、冒頭から最後までぐいぐい迫ってきて何度も途中で折れそうになりました
生活音が銃撃爆撃音って…この音を聞いて育つ子供…
正解のない問いを投げつけられたような気がした
何度考えても、答えがわからない
と言いながらその実、正解はないのだから仕方がないと思いたいだけなのかもしれない
試されているのだろうか
暴かれているのだ…
戦争物というと兵士や戦いの中での人間模様を描くものが多いが、これは戦地に生きる"市民"のリアルがひしひしと伝わる作品。
エンタメ性はほぼ無く、光も救いも無い作品だが、そこに"人の強さ"を見た気がす…
舞台はシリアの首都ダマスカスのアパートの一室。窓の外は戦地という信じ難い現実。
緊迫の24時間の密室劇をドキュメンタリータッチで描いている。
電気もガスも使え、ネットに接続もできる。でも水道が使え…
なんと言っていいか。戦場の中で生活するとはこういう事なんだと思う。シリアで生活する人達はずっとこの状態に置かれてるんですよね。ここで描かれてるのは普通の一日なような気がしました。無法地帯で命の危険と…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
歳を重ねるたびに生理痛が酷くなり、「女というだけで罰されている」と感じることが増えた。
今回の台風(2022年9月19~20日)では避難所へ退避した方も多かったらしく、女性のための注意喚起がSNSで…
シリアにて起こっている日常のなかの緊張感やリアルな残酷、無情さを追体験できる。ただ、作品としての目的はそこだけであり、物語としての中身はある意味当然ながら薄い。
ほぼマンションの一戸だけで撮影され…
このレビューはネタバレを含みます
爆発音が鳴り響く世界を舞台に、非常に重々しい雰囲気の映画。
戦争の恐怖を伝えるには充分。痛々しいシーンもあり目を覆いたくなるが、最後まで見るモチベーションを保ってくれたのは映画の見せ方が上手いおか…
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