愛と希望の街に投稿された感想・評価(★2.1 - 3.0)

『愛と希望の街』に投稿された感想・評価

tommy
3.0
1959
松竹な大島渚

今よりもはっきりとしている格差社会。
中卒上等な時代。
靴磨きの手際がいい事いい事。
街中で猟銃ぶっ放していい時代なんてあったの?
悲しきラストです。

27歳にしてこの出来は恐るべし
ウェルメイドな仕上がりにテンポも良く非常に面白かったです。
組織なんて個人より案外脆弱なもんだし平和の象徴である鳩を最後に撃ち殺すことで人間の無情を表すオチは秀逸。

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Jaya
2.2

このレビューはネタバレを含みます

貧乏中学生の正夫が一家のために鳩を売るもそのせいで就職できなかったお話。鶴見川ということで鶴見らしい。

いくらなんでも酷い台詞回し。文芸的ですらなく、ただただ時代がかった半端な口語。演技も演出も酷…

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大島渚の初監督作品。鳩といえば平和や無辜の象徴のように思えるが、この作品ではそれを逆手にとり詐欺の道具となっている。裕福な少女はラストで兄にその鳩を撃ち殺させるが、それはもう鳩を使った詐欺を許さない…

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3.0
私における鳩は汚いイメージがすごいので、うえぇさわってるってなりました。

鳩が平和の象徴だなんてブルジョアの戯言。少年は鳩を売って日銭を稼ぐ。平時から逸脱した場での法の有効性を大島は疑問視。貧困は同情すべき清廉潔白ではなく、受け入れ難い反倫理をも内包する。ラストで全てを知…

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A
3.0
「時と場合によってはわたしも鳩を売るかもしれません」
階級の差が障害の男女のロマンス。子供・女と男。鳩を試金石にした描写がリアルで今っぽい。
2.6
日本のことでないような幕引きが強烈だが、そこに至るまでの良さが解らず。鳩と格差。社会問題・不条理への意識を感じる。
いけ
3.0
斧で鳥籠を壊すシークエンスではじめてカメラはそれまでの玄関からのショットの逆構図になる衝撃。玄関でうろついていたカメラが急激に室内へ入ることで、文字通り「出口」から遠ざかる。
3.0
これはいい映画だった。
少年が詐欺やってることくらいとっくに知ってるもんだと思ってたが。

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