社会問題に切り込んでいくテーマ性は大島渚らしいのだが、いい意味でここまで平凡な人間ドラマも撮っていたのかと驚いた。
カットの切り方や斜めの不安定な構図などヌーヴェルヴァーグを感じさせる要素を垣間見る…
大島渚監督デビュー作。川崎に住む貧しい家庭、病弱な母は靴磨きで日銭を稼ぎ、中学生の少年は街頭で鳩を売っては(鳩の帰巣本能で)取り返す生活をしている。路上の鳩売り見ていたブルジョア家庭の女高生が少年に…
>>続きを読む映像演出キレッキレでカッコいい!!
昔のものなのに全然新しい。
富裕層と貧困層の決して埋まらない溝。
個人ではどうにもできない構造。
どうしようとできなくて
どうしようもなく抗いたいラスト。
でも…
大島渚の長編デビュー作ともいわれている作品です。
靴磨きで病気がちの母、知的障害児の妹と3人で暮らす中学3年生の少年正夫。
生活は極貧で、飼っている鳩が自分の巣に戻ってくる習性を利用して、同…
鳩の使い方が抜群の脚本
仮に小説であっても賞取れたんじゃない?
それをデビュー作で、しかも27歳でというのが
ブルジョアジーとプロレタリアートの間に横たわる溝。互いに理解しようと努力はするが、どう…
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