弱者を踏みにじるこの過酷な社会はなぜ、いつまでも続くのか。それは、富裕層の「愛と希望」という名の施しに、弱者が飼いならされているからだー。こんなメッセージをタイトルに込めた、大島渚監督(当時27歳…
>>続きを読むまず、鳩を何度放しても戻ってくるという円環と、貧困の再生産という円環はセットであって、鳩がいなくなることによって、円環を壊してもらわなければならないわけでしょ。そこをどう描くか楽しみにしていたのだが…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
貧困家庭の中学生と先生、ブルジョワ家庭の女の子が鳩を通して色々葛藤する話。
自由の象徴である鳩が人によって売られ、本能に抗えずまた帰っていく。ある程度与えられた自由は本当に幸せなのか。むしろガッチガ…
U-NEXTに大島渚の映画のほとんどがあることに気づいたので、てきとうに観てこうかーと思い。1時間ちょいのこれが監督デビュー作だそうですが、すごい完成度高い作品で驚き。初っぱなからこれならそりゃあ注…
>>続きを読む【ぼくは正しい犯罪者になるべきだった】
大島渚のデビュー作。この頃からペシミスティックで不条理なムードが強く押し出されており、鳩=平和を売って金儲けする貧乏少年の視線を通し戦後日本の醜悪さを痛烈に…
愛と希望の「ない」街……!!!
お手本のような脚本。流れるように、同時多発的に人がくっついて離れていく。ブルジョワの他人事感が異常にうまくてビビる。テンポ、カメラワークも抜群に良い。大島渚やっぱ天才…
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