だいぶ、こなれてきた狂四郎の雷蔵さまががたまりません。
狂四郎の世界線が、確立されてきてる感じ。
手を変え品を変え、狂四郎を狙う女たちをいなし、壮絶グロな生い立ちをぶちまけられても尚、ブレない無頼…
在りもせぬ神を信じるからこの様だと吐き捨てて平気で皆殺し。円を描く刃の残像。軽く大きく跳ぶ。あの男の眼を斬った。目暗になれば付きまとっては来ぬ。忠告が遅いぞ地獄になら俺はもう落ちてる。いたずらっぽく…
>>続きを読む市川雷蔵による「眠狂四郎」シリーズ第四弾。
本シリーズ最高傑作とも言われる本作は、久しぶりの若山富三郎の登場や、初の円月殺法の残像映像、そして眠狂四郎の出生の秘密が明かされたりと、見どころ満載の作…
このレビューはネタバレを含みます
シリーズ4作目。
監督:池広一夫(1/4)
脚本:星川清司(4/8)
撮影:竹村康和(1/4)
音楽:斎藤一郎(3/5)
【巻き込まれる騒動】
豪商備前屋&老中水野忠成の強欲と、備前屋から横流しして…
シリーズ四作目。
この作品から円月殺法のシーンでストロボ撮影が用いられている!かっこいい!
二作目、三作目と少し優しめの狂四郎でしだが、今作の狂四郎は一段とニヒリスト。
女を抱いて、容赦無く女を斬…
雷蔵の狂四郎では四作目にあたる。前三作と比べると一転して劇画色が強い。ロードムービーの中で悪女や刺客を斬り伏せて行く狂四郎の姿は川崎三枝子作品におけるカタルシスのそれと同じく名付くものを全身に漲らせ…
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