子連れ狼 冥府魔道の作品情報・感想・評価

「子連れ狼 冥府魔道」に投稿された感想・評価

来月鑑賞予定ですが、全シリーズ並べたく、先にアップ!

2018劇場鑑賞
どっかの藩が拝一刀に依頼するんだけど、依頼方法が5人の刺客を差し向けて撃破させる、一人一人が死に間際依頼の情報をちょっとずつ伝える。5人倒してやっと依頼内容が分かると言う回りくどいやり方な上に皆死にかけで呻きながら話すからどんな依頼を受けたのか全然わからんかった。

なのでストーリー全く分からないまま進み分からないまま終わった。

チャンバラは相変わらず凄いけど過去のに比べると目新しさはなくちょっと残念。

女スリのエピソード丸々いらないよなこれ。
daiyuuki

daiyuukiの感想・評価

4.5
柳生の陰謀で公儀介錯人の地位を追われ、今は刺客となって怨念の旅をつづける拝一刀(若山富三郎)は、筑前黒田藩より刺客の依頼を受けた。黒田藩の藩主は隠居した斉隆候の御愛妾の子で、若君と偽わる浜千代姫なのだが、その秘密を、菩提寺の住持・慈恵和上(大滝秀治)としてこの地に住んでいた公儀探索方黒鍬衆の総頭領に知られ、事実を暴く密書を持って江戸へ向かった、というのである。一刀の仕事は慈恵を殺し、密書を奪い返すことだった。その頃、賑やかな宿場町で大五郎は、役人に追われているスリのお葉から紙入れを渡された。そのために大五郎は役人に捕われ、叩きの刑に処せられた。だが大五郎は、叩かれても叩かれても、「お葉のことは誰にも言わない」というお葉との約束を守り、毅然としていた。それは、父・一刀から学んだ刺客の姿だった。その夜、一刀は黒田藩くの一忍者・不知火から別の刺客の依頼を受けた。そのことより、一刀は黒田藩には別の秘密があることを悟った。やがて、一刀は大川の渡し場で、慈恵を殺し、密書奪還に成功。黒田城へ向った。怒った柳生烈堂は(大木実)、次々に一刀を襲撃するが、全て失敗に終った。黒田城。居並ぶ藩主、斉隆、重臣・脇田将監、作手惣左衛門ら面頬衆を前にして一刀は叫んだ。「いくら側室を御寵愛のあまりとはいえ、浜千代を松丸君と偽り藩主を継がせ、正室の子である真の松丸君を幽閉するとは、黒田武士道の義にあらず!」これこそ隠された秘密であった、五歳の浜千代姫が一刀を斬れと平然と命令した。斬りかかる藩士。血の海と化した座敷で、一刀は、斉隆を浜千代もろとも突き刺した。不知火の依頼を果たしたのだった。城を出た一刀を城外で待ち受けていた不知火は「お家のためとはいえ我れ不忠の臣」と言い残して、自ら命を絶った。松丸君の忠義に生きて死んだ不知火の横顔が一刀の眼に美しく映った……。
若山富三郎主演の「子連れ狼」シリーズ第5作。
黒田藩の秘密を記した密書奪還のために慈恵和上を一刀が、水中から襲撃するシーン、クライマックスの一刀と黒田藩の家臣とのオーソドックスな1VS多数のバトル、女スリとの約束を一徹に守る大五郎の父譲りの意思の堅さは良かったが、柳生烈堂の見せ場が少なかったり、少しマンネリになってきたが、それでも見応えある「子連れ狼」シリーズ第5作。
子連れ狼シリーズ第五作目。
王道の時代劇の風格と、漫画的な楽しさが見事に同居した作品だ。今回は、みながそれを求め奪い合う明確なマクガフィン(お宝)が存在し、主人公がそれの争奪戦に巻き込まれていくというものなので、いつの時代にも受け入れられるロングライフなストーリーと言える。
刺客たちが命を投げ捨てるのは相変わらずで、この拝一刀という浪人が、藩の存続をかけた重大な依頼を任せるに足る腕前を持っているのかを試すという回りくどい理由で挑んでくるのだが、そこいらの侍とは別次元の強さなので不毛だ。
見所は前半の短編エピソードで、女スリをかばって鞭打ちの拷問を受ける大五郎。多くの見物人の前に引き立てられ、本当のことを言わないと叩きにかけてやるという岡っ引きたちを前にしても、口をつぐんで顔色ひとつ変えない。同じく顔色ひとつ変えずに、人混みに紛れ、ただ顛末を見守る一刀。見物人が口々に感心するように、女スリとの口約束に健気に義理立てしているというよりは、武士として自分の面子を守ろうとしているかのようで、その眼光には確かに拝一族の血を感じとることができる。大五郎もまた冥府魔道に生きるものであり、ただの子供ではないのだ。
そして後半では、幕政に参画せんとする黒田藩のお家存続をめぐる陰謀の渦中へとさらに巻き込まれていく。ここからは、時代アドベンチャーとしての楽しさが、画面から飛び出してきそうな怒濤の展開であり、前半ではなぜか勝てなかった大滝秀二を暗殺、怒り狂った烈堂が差し向けた柳生一門との対決、黒田藩の腕利き藩士たちとの共闘と、見せ場が数珠繋ぎに続いていく!
圧巻なのはラスト、黒田城での大立ち回りだ。劇伴を抑えた息の詰まる静けさの中、推参した藩士たちが、拝一刀ただ一人を取り囲みにじり寄る足音、刃と刃が交わる金音、噴き出す血飛沫の水音、そして返り討ちにされ倒れ伏す者の断末魔、これらがどんな音楽よりもこの場に相応しいBGMとなって盛り上げることでアクションが展開し、一刀が城内のすべてを斬り終えると、先程までのけたたましさが嘘だったかのように静寂が戻る。この緊迫には鳥肌がたった。
しかし救いがないのは、今回、拝一刀は子供までもその手にかけるということ。大五郎と同い年くらいの子供だ。衝撃的だった一作目のオープニングにしても今回も、さすがに子供の首が落ちるその瞬間は描写してはいなかったが、これでは子供の生首がしっかりと映される。大人の頭と並べるとやっぱり子供の頭は小さいんだなぁ。まあ、エグい。
このエピソードは原作漫画を読んだことがあるが、それでは確か大名が過ぎたるを求めたことを一応は反省し、改心して終わっていた気がするので、映画版は明らかにグロテスクな方向にストーリーを改編している。脚本を書いたやつはクズのサディストだ。
いやあ、これは大名作でしょう。やはり三隅研次がしきっているためか、人物をカメラでとらえる距離感や、顔に落ちる影、照明のギラつき、目もとのズームアップなど、子連れ狼らしさが復活していて、シリーズの色合いを取り戻し、その過剰さに歯止めをかける森田富士夫の撮影演出によって、バランスのとれた映画として手堅く仕上がっている。
大映出身の監督は多くが職人気質なので、その人ならではの独自性のようなものを見分け辛くて、座頭市なんかは誰が撮っても似たようなもんにみえるが、ここにきて非常に劇画的チックな三隅研次の色が際立ってみえてくる。
小森

小森の感想・評価

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ふんどし晒し姿のちゃーんが赤ちゃんみたいな体型でショック。
見どころは大五郎の無修正おちんちん。
拝一刀のドロップキックで死ぬほど笑った。
人体損壊描写をガンガン激化させといてドロップキックって(しかも食らった奴は血反吐はいて死ぬ)。
初めの方の財布の件、あれ絶対今なら児童虐待って叫ばれるなー。いつもとは少し変わった「殺しを頼まれる」話も含まれていて、水中での戦いもあったが足しか見えてないシーンではさすがに子連れ狼が負けたのではないかと不安になった。
Ideon

Ideonの感想・評価

3.5
裏柳生から追われ、流浪の旅を続ける拝一刀と大五郎父子。今回は、筑前黒田藩の後継者争いに巻き込まれ、幽閉された若君を助けるべく旅に出るのだった。
スプラッタ時代劇第5弾。ストーリー自体は眠気を催すようなつまらない話だが、若山富三郎扮する拝一刀が、またまた、大根を切るような大殺戮。黒田藩を乗っ取ろうとした悪党を子供もろとも首チョンパして一件落着。万能乳母車は、今回は幌馬車のように荒野を旅する。エロ度は低いが、原作漫画から抜け出してきたような隅田和世が魅力的。
シリーズ第5作。

個々のエピソードはそこそこ魅力的なのに、相変わらずそれらが全くリンクしていない。加えて、本シリーズの大元であるはずの拝一刀と裏柳生との確執が、とって付けたような添え物エピソードになっている……ではあるが、何度も言うように、ストーリーの不出来は本シリーズの評価と何ら関係が無い。

それでは、シリーズの魅力である「エロ」と「スプラッタ」と「殺陣」と「乳母車」はどうかと言うと、残念ながら今回はイマイチと言わざるを得ない。「エロ」が皆無なのは論外として、それ以外の要素も前作の水準以下。物足りなさが残る。

ただし、フェティッシュな画づくりと安田道代はカッコ良かった。
☆☆☆★★

2016年3月11日 国立近代美術館フィルムセンター大ホール
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