このレビューはネタバレを含みます
夜の空の下のスー・チーが美しい。
仕事もしないダメ男ハオと暮らしていてうんざりしているヴィッキー。束縛も酷い。
離れてもハオが何度も「戻れ」と言ってくるので、呪文か暗示のようにその度に帰ってしまう…
カメラの視点が外部から様子をうかがうかの様なシーンがあり、彼女らの世界を俯瞰しているように見えた。
カメラ側はある種普通の世界、彼女らは彼女らの世界と区別するかのようにドキュメンタリーを撮影している…
何も起きないということは
何も進めないということなのかもしれないな
なんとなく待って
なんとなく止まって
人はそのまま簡単に10年立ち止まる
謎は
この映画が2001年制作。
ナレーションは20…
終始ドキュメンタリー的な撮り方で、彼女の生活を少し離れた場所から横目で見ているような感覚だった。
0年代のぬるっとした虚無感というか、現実味の無い現実感が漂っていた気がするな。
多分その当時日本も…
夕張にいるときの笑顔のスー・チーが可愛い。彼女は常に懊悩しており、気だるい表情のときが多かったので、「よく寝たほうがいい」と私も声をかけたくなりました。寅さん作品など、夕張キネマ街道にあるどでかい日…
>>続きを読む公開は21世紀だけど、90年代が色濃く漂う。岩井俊二や原田眞人の監督作との相似形を感じた。
内容は、かなり苦手なので評点は低めです。
この年齢(56歳)で感動する映画ではないなと
大阪市中央公会…