旅するダンボールの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「旅するダンボール」に投稿された感想・評価

▪︎「不要なものから大切なものへ」をコンセプトに、ダンボールを使って創作活動するアーティスト、島津冬樹を追った小旅行。ゆったり、飄々とした記録映画ではあるんだけど、思った以上に《作ること》の真に迫ってもいる。ほかほかと、前向きになれるドキュメンタリーでした⠀

▪︎自分も包装紙など集めてしまいがちなので、島津さんには共感しかなかった。観ていても「あぁ、あの箱かっこいいな〜」って純粋に楽しい。でも、なにより彼の素敵なところは、ただコレクションを並べて悦に入るのじゃなくて、その見捨てられたモノを一旦自分のところで仕立て直して、誰かに届ける愛の深さじゃないだろうか。何て言うんだろう、モノを独占したり、支配するんじゃなくて、本来あるべき役割ーヒトとヒトを結ぶ仕事を、ちゃんと与えてあげてるっていうか⠀

▪︎彼が見出した、徳之島POTATOのダンボール。この箱の背後にある物語を辿るように、記載されていた青果市場へ、そこから印刷会社、そして既に引退されているデザイナーさんのお宅まで訪ねていく旅は、もう涙なしには観られなかった…。仕事って、届けたらハイ終わり、じゃなくて、撒いた種がどこかで芽吹いた時にやっと完成するのかな、なんて思ったり⠀

▪︎改めて、ダンボールの機能って何だろうなって書き出したら、《まとめる》《まもる》《しらせる》の三つ思いついた。そうしたら、世界にバラけている良いダンボールを拾い集めて、その価値を伝えてくれる島津さんと、なんだか重なってしまうんである⠀
hiroko

hirokoの感想・評価

3.9
やっと見れた!めっちゃ面白い。
ガラクタをアートにするのは聞くけど、しっかりと価値をつけて使える物になってる。
私もアップサイクルで何かやっていきたいので参考になった。
nock

nockの感想・評価

3.5
知ってる、この財布。が、第一声。地上波の番組で観たんかな?
途中からシマズさんが眩しすぎて直視できんくらい。
自分にないアクティブさと発想と手先の器用さ。眩しいわ。
徳之島のじゃがいもの段ボールのキャラに魅了され、デザイナー?を探すという。それが旅なんかな。
「POTATO」も読めんかったシマズさん、「眩しい男」っぽいのに可愛いやん。
せっかく段ボールで財布作ってたのに電通入社したので観るのやめる。
日本映画やアートのレベルが低いのは電通の大罪だからね。
記録。
誰かのゴミはほかの誰かの宝物。

元電通社員の段ボールアーティスト島津冬樹の活動を追ったドキュメンタリー。これはここ数ヶ月で観たドキュメンタリー映画のなかで一番好きかもしれない。思いのほか良作。

中々にキャッチーなタイトルは別に奇をてらったものではない。むしろこれほどストレートなものは他に無いということが分かってくるだろう。

つまりこういう事だ。

ビビっとキた段ボールを見つけては財布として、新たな生を吹き込む島津。本作で彼の直感に熱く訴えかけてきたのはとあるジャガイモの段ボール箱。

ポップなレタリングと可愛いジャガイモのキャラクター。島津はこの段ボールのルーツを知るため「里帰り」と称し、ダンボール財布を片手に旅に出る…。

“potato”も読めない(ポタトとか言っちゃうw)島津が何故こんなに輝いて見えるのか。それはきっと純粋に自分が好きなことだけを楽しんで実践しているから。要するに多くの人がしたくても出来ないことを平然とやってのけてるからだと思う。そこにシビれる!憧れるゥ!ってやつだ。

そして、やはりというか「里帰り」はスンナリとは終わらない。何せ古いものだ。そう簡単にルーツは見つからない。実際、本作も完成までに3年もの月日を費やしたらしい。

結構ホロっとさせられる一幕もあったりで、意外と侮れない一本。
YURI

YURIの感想・評価

4.0
すごく良かった。
ドキュメンタリーであるけど、細部に取り入れられた手描きのアニメーションとか、キャプションとか、センスを感じた。

島津冬樹さんを本当に好きになる。

こういう映画って自分のすごさを強調したり、いかに素晴らしいことかを強要したりしがちだけど、島津さんはただただ自分が大好きになったダンボールのことをみんなに紹介して、「ゴミでもこんな使い方できるんだよ。すごいよねえ」って言ってるみたい。
「環境活動をしたい」から入ったのではなく、「好きなことをしてたら、環境活動だった」というのも、良い。

そして、「里帰り」。
じゃがいものダンボールをデザインしたご夫婦。これをデザインした時、20年後にダンボールマニアの男性が財布に変身させて持ってくるなど微塵も予想していなかっただろう。
自分の作ったものが、全然違う形で誰かの心に刺さり、自分のもとへ帰ってくる。奥様が流した涙にはいろんな意味があったのだろう。

これを見た後、ダンボールを見る目が変わるのはもちろんだけど、いろんな、今まで気にも留めずに破棄していたものたちの第二の人生を考えるようになった。お菓子の袋や新聞、チラシ、空き箱や瓶。よーく考えてみれば、私もそれらに新しい命を吹き込めるのかもしれない。

「ガラクタは、たからもの」
人生で一度しか出会えないガラクタに思いをはせてみるのも、楽しいかもしれない。
gfbsj

gfbsjの感想・評価

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なんだろう、このわくわく感...笑
もしかしてこの世の中がいい感じに回ってるのは
側からみれば、どうでもいい事や物を大切にする人がいるからこそ.. なのかもしれません。語弊あるかもですが笑、

それと.. アップサイクルやエコロジーのためでもなく、それは後付けで
ただただダンボールが好きだからで、強要でもなくなんていうか、そこから周りの意識を変化させていく感じがいいな~ と
うまく言えないですが〜ゆるっと充電できました!良き作品でした。
この方、最近気になってたのでドキュメンタリーあるのは嬉しい。
リアクションを求める気持ちと自分が周りの人を引きつける力がこんなに上手く相互作用する様子は初めて見たし、それが島津さんの自然の摂理のように感じられた。

島津さんを知るにおいては、元勤務先や取引先の人達のインタビューが分かりやすくて良かった。特にTHE NORTH FACEの社員さんは島津さんのことをよく見ていて、話が上手い分何故か本人を見ているより分かりやすくて笑ってしまった。

配信あと4日で終了らしい、アマプラの日本映画netに体験登録があるので気になる方ぜひ。
OYMN

OYMNの感想・評価

3.6
NHKとかでやってるドキュメンタリーの当たり回みたいな感じでなかなか面白かったです

撮り方としては、ドキュメンタリーというよりも主役の島津さんがこういう活動してますーっていうPV的なニュアンス

個人的には、みうらじゅん氏のように無価値さをそのまま楽しむノリのほうが好きではありますが、島津さんの純粋さもそれはそれで魅力的でした

ただ終盤のアップサイクルごり押しパートはちょっとうるさかった気も
アップサイクルと言ってもけっこう捨てる部分もあるんじゃないかとか考えちゃったり
その点に限らず、正直ひねくれた見方をすればなんぼでもケチをつけられちゃう部分はありました
とはいえ、人の意識を変えるきっかけを作るってのはとても意義のあることだなと

とりあえず探偵ナイトスクープ的なパートでポテトデザイナーの奥さんが涙したシーンはよかったです
作品全体の雰囲気(ドキュメンタリーというよりPV的な感じ)の影響でそれをあざとく感じてしまう自分もいましたが笑
Sai

Saiの感想・評価

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本人はアツくてメディアもめちゃ取り上げてるのに肝心の段ボール出荷元の社長が何もピンときてないのがリアリティだなあ
島津さんの一回きりしかもらえないものへの執着が強すぎて逆にこれまで捨ててきたホテルのWi-Fiパスワードが惜しくなるやつね
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