アル中ばあさんのホラー映画。30年前なら、そんな感想しか浮かばなかったかもしれないけど、良くも悪くも齢を重ねてくると、そんな一言では片付けられない思いが湧いてきます。
クリシャは何度も執拗にカメラを…
正直今作が映画だとは思えない。それほど現実味を帯びているし、人間の不理解の極みとも取れる。一度の過ちは断絶を生み、顔を合わせること、理解し合うことを拒絶する。不安を煽る音楽や編集が上手く、ラストのカ…
>>続きを読む展開で見せる映画ではないので、病んでいるのは叔母さんのクリシャだけなのか、アメリカ国民みんな病んでいるのではないか、と思ってしまう…
クリシャは実の叔母さんだし、エピソードも実話を絡めているらしい…
グッチーズ・フリースクール配給のトレイ・エドワード・シュルツ監督の長編デビュー作品。カサヴェテス『こわれゆく女』ならぬ「こわれた女」(自力回復困難レベル)の久々の帰還により炙り出される家族の隠れた本…
>>続きを読む問題を抱える家族・親族との確執、諍い、葛藤。
家族の間に横たわる埋めることのできない軋轢。
悪夢のような感謝祭の1日を描く。
現実は、どんな作りもののホラーよりもホラーなのかもしれない。
血縁の蟠…
クリシャが精一杯このイベントを頑張ろうとしてるのがわかってつらい。家族が気遣ってるのものの受け入れてない空気がすごくリアルだからさらにつらくなった。クリシャの妄想なのか現実なのかわかんなくなるところ…
>>続きを読むWAVESのトレイ監督による初長編作品
実際の親族を起用して自らも本人として出演
薬物、アルコール中毒者のいる家族の実体験をもとに描かれる
音の使い方や映像の撮り方が特徴的で何を見せられている…
このポスタービジュアルのクリシャとかいうババアが暴れ狂うスラッシャーホラーだと思いこんでおりましたが、観たら全然違うのでとんだ勘違いでした(どこでそんな勘違いをした自分)。
そんな勘違いをしていま…