アニエスヴァルダのドラマ
冒頭のタロットカードで占ってもらうシーンはカラーで美しく描き、不安に駆られている本編ではモノクロを使って効果的に演出している
ラストの着地まで色々な人と交流するクレオを演じ…
「水兵の数でも数えてなさい」は日常的に使えるユーモアですね。水兵じゃなくても面白いのが助かる
かなり感覚的に心地良い映画、感覚優位の映画作りだなとずっと感じていた、のだけれど立ち返って見ると、映画…
夏至の日の話でした
たまたま観たのが夏至の日だったので、その偶然がうれしかった
今朝から夏だなんて最高の日に、浮かない顔したクレオたん
でも気持ちはわかるよ、そんな状況ではねえ
前半ダルかったけど夏…
歌手クレオさんがガンの検査結果を聞くまでの2時間の話。
大きな起伏のない平凡日常ストーリーだけど、話者を中心としていない独特な構図が多い&基本陽気な登場人物な会話で進むので割と退屈しない映画(内容に…
Q. 画面いっぱいに並べられた9枚のカードは主人公の過去・現在・未来を暗示している、アニエス・ヴァルダ監督のモノクロ映画『5時から7時までのクレオ』のオープニングで、唯一カラーで意味深に映し出される…
>>続きを読む女が女であることを、女としてどこまで描くことができるのか。
このことについて、様々な可能性と共に、どこか限界を感じさせるような作品でもあった。1962年という製作時期を織り込んだうえで、ここよりも…
一見クレオはワガママで自分大好きで
自由気ままな女なのだけど、
それでも私たちは彼女を好きになる。
大袈裟なほどに診断結果に怯える姿も
次々と帽子を試す姿も
部屋に入った途端何もかも脱ぎ散らかす姿も…