⼗年 Ten Years Japanの作品情報・感想・評価

「⼗年 Ten Years Japan」に投稿された感想・評価

wowow

10年後の日本。社会の仕組みや生活の変化など、多方面から問題提起してる。
映画では何気ない日常生活を送っているものの、ある意味大きく変わっている日本は怖くもある。
やはり、『美しい国』であって欲しい。
ひとつひとつの話が凄く考えさせられる映画。音楽を多用してないのもあって下手な創りならすぐに退屈になりそうなところを、自然な演技と演出見せ方の実力で勝負してる感じがした。
根っこにあるテーマを感じ取れればグッとその絵に言葉に惹きつけられて入り込んでしまうと思う。そしてどれも短編としてかなり良く出来た良質な作品。
目まぐるしく新しい技術も国内や世界情勢も変わってるから、十年先のことでさえ今では想像もつかないくらいになってるんだろうな。
久しぶりに余韻のある映画を見た感じがする。
かほ

かほの感想・評価

4.0
WOWOWでやってて、タイ版と合わせてみたい!杉咲花ちゃんだ!って言う理由で予約したけど、見てよかった……
私こういう世界観好きです……
未来はどうなってるのか、今何をしたらいいのか、考えさせられた。
好きです
おすすめ!
nana

nanaの感想・評価

3.4

是枝裕和プロジェクト

5人の監督による5つのオムニバス映画。
是枝裕和監督総合監修。

10年後の日本を舞台に現在懸念される問題を描いている。
高齢化社会·原発·AI…
もしかして…そんな作品たち。

·PLAN75
安楽死を選べたら?
75歳以上の安楽死を国が推奨するように。
貧しい老人を積極的に安楽死プランに公務員が勧誘する。
尊厳。お金も無いし…。
自分で死を選べる時代に。
「その時が近づいたら冷静でいられなくなる人がいる」そのための精神安定剤。
いざとなったら人ってそんなに簡単に死ねないものか。
体育館のような場所での説明が無機質で合理的。職員の笑顔との対比で観る側の違和感を煽る。


·いたずら同盟
苦しまない世界。
人工知能システムの効率的な将来予想での教育で人は幸せになれるのか?
自分の意志をもった少年達が疑問を抱き、行動をおこす。
國村隼さんの演技が印象的。
プログラムで育っても、「死」が琴線に触れる少年達は純粋さが残っている。


·DATA
母を亡くした女子高生が生前のデータ・デジタル遺産から母の実像を感じ、歓喜するが意外な母の一面を知る。
杉咲花の食事シーンがいい。
「血の通った」ストーリーになっている。
温かみがある。
5話の中で一番ほっと出来る。
ヒロインの笑顔。かわいい。
父親役の田中哲二もほっこりさせる。


·その空気は見えない
大気汚染により、地下生活を余儀なくされる日本。
太陽のない生活。
ヒロインは友人の失踪をきっかけに生活に疑問を持ち、地上に憧れを持つ。
知らない世界を知りたい。
こんな陰鬱な世界·絶対嫌だ。
全体に暗い。


·美しい国
自衛隊徴兵制が義務化。
告知キャンペーンを請け負った広告代理店のサラリーマンと、ブルーカラーの人達。
立場が違えば見える景色が違う。
こめられたメッセージ。
ハッとさせられる展開と仲野太賀の演技が良い。


重苦しいテーマだが、オムニバスなのでサラッと観れる。
PLAN75のインパクトが強い方が多いそう。
子供の成長と最後の死・環境。
どの作品も感慨深い。



問題提起とSF

このレビューはネタバレを含みます

自国の10年後の社会、⼈間を描く国際共同プロジェクトの日本版らしいですね。10年後の未来はどんなかな?と若い人が作ってると言うだけで期待をしてみたのですが、予想を裏切り全部暗いよ…。
自国の問題意識を出発点にってあらすじにかいてて、そりゃ問題意識が出発点なら元々は良くないんだろうけど、10年後ほぼ改善されたり良かったねって感じになってない作品に感じたよ…。全体的にしんどかったな…。子供も「いたずら同盟」から一緒に見始めたけど、最後の作品はなにか思うことがあったみたいだった。

PLAN75
安楽死制度を取り入れる社会なんだけど、その安楽死も流れ作業で全然寄り添ってもらえてなくて辛い。将来辛い悲しい未来しか見えなくて、そんな中で子育て出来るかなぁ…。若いうちは良いけど年を重ねていくとそのあとはもうそれしかないって…

いたずら同盟
これは最後はその地域から外れたってことなのかな。そして逃げる?
いづれにせよ、あんな自分で考えるのではなく大人に決められた道徳心で育つってしんどいよな…。

DATA
今だって人のプライバシーを見ちゃダメってところあるけど、デジタル遺産相続でデータを覗き見。そっとしておいてほしいところもあるやん…。死んだからって自由に相続しないでほしいよ、プライバシーは。

その空気は見えない
かごの中の世界しか知らないと外が興味あるよね。だけど、外の怖さもきちんと知らせず情報を閉ざしたままも良くないよね。っていうか、外に出た彼女の通り道の景色からみたら、彼女のいてる場所は原発をイメージしてない?つまり彼女こそ汚染されてるの??ううーん難しかった。

美しい国
主人公はバトンを受け取ったように見えたけど、よくわかってなかったよね。最後に徴兵されてるのを知って、やっと現実味帯びる。若い子を戦争に送り出して何が美しい国だよってその通りだよ…。これはでもなんか一番身近に感じたね。
fujiK

fujiKの感想・評価

3.5
10年プロジェクト、日本版。

「Plan75」「いたずら同盟」「DATA」「その空気は見えない」「美しい国」の5作品オムニバス。
高齢化、AI教育、デジタル社会、原発、徴兵制。どれも現在はそのど真中へ向かった道が伸びている。

若い監督たちが作った作品なのに、若者に変えよう、変えられるという期待感、多少でもの楽観、明るさが感じられない。
むしろ、老いた側、バトンを落としてしまった側の気持ちを感じてしまうのは、私がそちらの年齢だからか。

若い人たちが10年後を描くなら、今、すでに始まっているこの道の先に少し安心、期待をのぞかせて欲しいのが、私の気持ち。バトンは落としても、また拾えば良い。競争ではない。

若い人たちは、現在、こんな日本を見てるのかな。作り手はシリアス。でも、この映画を見ようと思わない観客に見てもらうにはどうしたら良いかな。口コミ?是枝監督の名前?
ドキュメンタリーを見るのが好きな私のジレンマと同じ。                                     
ワンコ

ワンコの感想・評価

4.5
僕たちの未来
「十年」……後、たとえ、映画の物語のような世界が待っているとしても、きっと変わらないものがある。
家族を思う気持ち。子供の無鉄砲とも思える勇気、無垢な優しさ。好奇心や希望、想像力、探究心。思春期を迎えた少女の葛藤も。そして、大人が願う平和や、命の大切さも。
ここに描かれた未来は、ちょっと荒唐無稽な未来かもしれない。でも、同時に描かれた「変わらないもの」は、荒唐無稽ではない。
そして、もう一つ、変わらないものは、未来は、僕たちの手の中にあるということだ。
佳作なショートフィルムだ。もっとたくさんの人に観てもらいたい。
はっち

はっちの感想・評価

3.5
いたずら同盟だけはよく分からなかったんだけど、AIに頼った教育は勉強に関してはいいかもしれないけど自然や動物に触れてこそ学ぶ事もあると思う。ろくな大人に育たんぞ!
DATEは絶対に嫌!買ったもの、スマホのデータ全部残ってるなんて絶対に嫌!この世には見られたくないものもあるのに笑
美しい国が怖かった。徴兵制を導入した日本の話。どこか人ごとのような気持ちだったのに最近まで一緒に働いていた仲間が戦争に行った事を知った時、初めて徴兵制の恐ろしさに気付いた気がした。
なつこ

なつこの感想・評価

3.5
是枝裕和プロデュースと聞いたら見ちゃいますよね。
どの作品も予算410万だったってほんとですか?そんな低予算とは思えないクオリティでした。
香港版とは違って、日本は政治以外の部分に不安があるんだなぁと(思えば自分もそうです)お国柄の違いを感じました。

【PLAN75】
1本目からいきなりリアルすぎる…。
パッと見残酷とも思えるけど、自分が75過ぎた時にこれあったらいいなぁと思う。
惨めにただ息をしてるなら、死期は自分で選びたい。

【いたずら同盟】
生き物が死ぬところを見せないようにするのが教育っておかしいやろ。
でも、今の教育はどんどんこっちの方向に向かってるように見える…
自主性よりも従順であることが重視されるのは本当に怖い。
あの子達みたいな子供が、これから先ものびのび育ちますように。

【DATA】
死んだあとスマホのデータが残ってるのやだ!死んだら消去して!(それ「dele」の見すぎw)
田中哲司パパがとっても素敵✨
でもデータは残したくないです(笑)

【その空気は見えない】
いちばんSFチックだったし、面白そうだったけど…あの終わらせ方はズルいわ。
それならなんでも出来るじゃん。
途中までとても良かっただけに残念。
てぃな

てぃなの感想・評価

3.0
未来はこうなっているんじゃないかと想像した映画。短編集です。
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