主人公はろうあ者の男性シンガー(アラン・アーキン)。
宝石店で銀の彫刻師をしており、読唇で相手の話はほぼ理解出来る。
彼が一緒に暮らしている精神薄弱の友人アントナパウロスが、夜間に外出しケーキ屋の…
動画配信にもGEO・TSUTAYAレンタルにも無い作品は、DVDを購入して観終わったら売ってを繰り返しているのですが、この作品は手元に置いておきます。
原作の「心は孤独な狩人」皆さんも是非一読を。…
アラン・アーキンとチャック・マッカンの場面はほぼ常にサイレント喜劇的だが、ソンドロ・ロックとの場面では初めこそ喜劇的だったズレが、花火の場面で決定的な不理解として突きつけられる。視線は交差しているの…
>>続きを読む少女と黒人医師の握手で少し救われるが、物質的には何ひとつ解決していない。
結局、彼らは主人公に知的障害の友人がいたことすら知らないままだろう。
ソンドラ・ロックは後年の面影が無い素朴なルックスで、…
このレビューはネタバレを含みます
聾唖者の主人公は耳が聞こえないが誰よりも“話を聞く”。誰もが悩みを彼に打ち明け、誰もが唯一の心の拠り所とするが、誰も彼の悩みについては知る由もない。口が聞けない彼の話を聞く発想などない。
幸せにな…
「愛すれど心さびしく」
冒頭、ここは静かな南部の街。入院している友人、心や体に傷を持つ者たち。窓ガラスを割る男、パトカーと2人の警官、声を発さない男性、食品店。今、宝石店に勤める彫刻師の孤独な人生…