DVDを再生すると淀川さんの解説から始まる
淀川長治さんの世界クラシック名画100撰集(26)
『愚なる妻』
見どころを熱く語ってくれる淀川さん。この映画は、珍しく結末を濁してくれました。ラス…
「ぐなる」ではなく「おろかなる」だった。
シュトロハイムの顔が怖い。笑顔ですら。生まれつきの悪役。でも女の嫉妬はそれ以上に怖い。
奥さんの設定が二十代は無理がある。
偽の涙のシーンが良い。完全…
シュトロハイム、『アルプス颪』を山の映画としたときの屋敷の映画。次から次へ女を渡り歩くロシア貴族軍人。優男色男の女たらしでなく、肉食系女狂い。金と身分にものを言わせて釣る、男の魅力を説明するのに最も…
>>続きを読む108分版を鑑賞。
豪華なセットや役者の演技等の為か、今見ても全く古びておらず不気味で怖いです。アップと引きの画のバランスが良い。
『インランド・エンパイア』を連想するシーンが一箇所あったのです…
モンテカルロで知ってることは市街地ラリーがおこなわれることと、モンテカルロ法だけなんだけど、この映画ではその豪華さ、豊かさを表す大量のエキストラや大型船,演奏隊を使ったシーンが多くなかなか話が進まな…
>>続きを読む20年代前半ぐらいの映画になってくると画質の悪さを脳内補正しきれないことがあるのだが、これはサイレントを本数見れば慣れてくるものなのかな。情景描写や莫大な予算が掛かっているというセットを良い画質で見…
>>続きを読む火事シークエンスのまさに突っ走るようなドカドカ加減にシュトロハイムの豪胆さが見える。そもそも本編が始まる前に、映画の裏側、セットの説明をしだすあたりが興味深い、それすらこの映画の一部ということが。
…