さすらいの人 オスカー・ワイルドの作品情報・感想・評価

「さすらいの人 オスカー・ワイルド」に投稿された感想・評価

reif

reifの感想・評価

4.0
iTS 新着をチェックして発見。日本語版出てよかった…。ルパート・エヴェレット監督・主演の執念と執着を感じるオスカー・ワイルド最晩年の伝記。男色家として投獄された後の美しいほど惨めな暮らしを醜く太ったルパート・エヴェレットが熱演してます。固有名詞が似ていてロビー?レジー?のどれかがコリン・ファース。オスカー・ワイルド、惨めなわりにモテてる。彼を支える一人ですね。聞き語られる The Happy Prince は絵本で読んだ。オスカー・ワイルド作と知ったのは長じてからでした。燕と王子のお話は魂に響き涙が止まらない。オスカー・ワイルドは幸福な王子だったのかな
花梛

花梛の感想・評価

3.6
ビデオスルーだったので配信で見た。
使い古された題材だけど、晩年にスポットを当ててるのは良かった。
ロバート・ロスとの関係も、なかなかに濃いよね。友情というにはロスが入れ込み過ぎてる気がする。ひょっとしてロスの方がだめんず製造機だったんじゃ?と思いながら見てた
しかし、もう少し謙虚だったらその後のトラブルを回避できて、もっと作品残してたのかも、と思うと惜しいなぁ
Elijah

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4.8
とてもとても良かった。
「幸福な王子」を朗読し重ねながらの詩的で正攻法な作風で、『オスカー・ワイルド』(1997)の続きを見ているようでもあり、鑑賞後は久しぶりに伝統的な英国映画を見た気分になれる。
「どこからこんなハンサムな殿方たちを連れて来たの!?」とキャスティングディレクターに問いかけたくなるような若い男優がイギリス、フランス、イタリアから次々と参上。
もうそれだけでも眼福で、正しく美しさは罪な域。
一番印象に残る登場人物はロビー・ロスで、演じるエドウィン・トーマスが『ハワーズ・エンド』でサミュエル・ウェストを初めて見た時のようないかにも英国人的なクラシックで端正な顔立ちで魅入る。
常にもの悲しさが付き纏うオスカー・ワイルドの人生なのだけれど、どこか安らぎみたいなものも感じさせられるのが妙。
ルパート・エヴェレットとコリン・ファースの信頼と安定感ある演技はもちろんだけれど、お目当てのコリン・モーガンのアルフレッド・ボジー・ダグラス役もジュード・ロウとはまた違う魅力を放っていて良かった。
又しても英国男優の層の厚さを実感。
YanRay

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5.0
‪「これは夢だ」そのセリフが言うように、死の間際の走馬灯の如く、彼の晩年は語られる。パリの暗い街灯の下で、ナポリの輝く陽光の下で。愛と美の真価を表現したオスカーワイルド。その表現は崇高なほどの滑稽さゆえに、愛に取り残され、愛に追い越されたのか。
『幸福な王子』の柔らかな言葉に秘められた著者の姿は、それとはかけ離れた、安らかなものではなかった。とても苦しい。同性愛というだけで剥ぎ取られた装飾が、つい最近の2017年まで「美しくないものは役に立たない」と熔かされていたなんて。‬
‪痛々しいほどに、憎むほどに愛は確かに見える。ルパート・エヴェレットがオスカー・ワイルドに重ねる姿や思想には何があるんだろう。それを考え始めると涙が出そうになる。‬

‪コリン・モーガンのボジー、文字通り時が止まるほどの艶やかな美。とにかく艶かしい。あまりにも美しく退廃的で野生的で、本気で目眩がした........。いやもうほんとわけがわからず泣いてた.......。美を前に人は本当に涙を流すのかと...............‬。
「The Happy Prince (幸福の王子)」などで知られるアイルランドの文豪オスカー・ワイルドの主に晩年を描いた伝記映画。
なので、The Happy Princeという原題はちょっと不親切な気がする。王子と作者を重ね合わせているのはわかるけど。
幸福の王子の映画化だ!と一瞬期待してしまったではないか。邦題がついて日本人にはわかりやすくなりました。

オスカー・ワイルドはアイルランドで“国の宝”とも呼ばれた大作家でしたが、1900年頃の当時としてはスキャンダラスなことであった男色家で、それにより名声を失い、過去の輝かしい功績をよそに悲しい晩年を過ごしたようです。
確かに凡人には理解しがたい乱痴気騒ぎのような派手な遊びも好んだようだけど、映画には美青年に恋をする純粋なエモーショナルが繊細に表現されていて、それは単純に美しいものでした。

オスカー・ワイルドを演じるのは監督脚本主演を務めるルパート・エヴェレット。味のある声と風貌で、とても見応えのある役者さんという印象。詩人としても優れていたワイルドが遺した数々の詩を、彼のしゃがれた声で、渋い訛りで語られるシーンも良かったです。

コリン・ファースはワイルドのことをかばい続ける人物を演じています。あと、ワイルドの恋人役を演じたコリン・モーガンが美しかった。中性的だけどキリっと少し攻撃的な顔つきが魅力的でした。

列車の汽笛や車走音などを重要な場面のアクセントとして刺激的に使うなど、映像的なおもしろさもあり退屈しない伝記映画だったと思います。Wikipediaからはわかることのない彼の歴史の一部を知れた気がします。
まおう

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4.0
オスカー・ワイルドの投獄後から晩年までの半生を描くルパートエヴェレット監督、脚本、主演の伝記映画。
彼の代表作「幸福の王子」になぞらえながら、釈放後いわれない差別や迫害を受けながらも友愛に囲まれ死という平穏に向けて身を削りながら少しずつ落ちていくオスカーワイルドの姿を描いた愛の物語。
どんな時も支えてくれる友や運命の男ボジーに囲まれながらも真の理解者と心の平安は死だけであった彼のあまりにも哀しすぎる人生にラスト劇場が啜り泣きの音に包まれる感動作。

〜真面目モードここまで〜

・エグいくらいイケメンパラダイス
・特にエロスの化身みたいなボジー役のコリンモーガンとアガペの化身みたいなロビー役のエドウィントーマスの対比な
・死ぬ
・萌えで死ぬ
・私基本的に報われなくても尽くす男大好きマンだから慈愛と献身の象徴ロビーが死後その灰がオスカーワイルドの隣に埋められたってテロップ出た瞬間声出して泣いた
・明日ペール・ラシェーズ行くわ
・性的指向を理由に投獄されたり悍ましい差別や辱めを受けるのは本当に悲しいし絶望を感じる事だとは思うけど、その後自棄を起こした様に不特定多数の若い男と享楽的な宴開きまくったり関係持ったり周りの忠告も聞かずに悪い男に引っかかって堕落してくのマジ自業自得感凄い
・オスカーワイルドが未成年っぽい若い男と寝た直後の部屋にその幼い弟を招き入れて幸福の王子を読み聞かせる絵面の強さ
・いや普通にこれは通報案件やろ
Yuri

Yuriの感想・評価

3.8
オスカーワイルドの追放後を描いた映画は初めて見た。なお愛に正直に生きようとして破滅しそうになるワイルドを助ける友人がこんなにいたなんて。幸福の王子と話がリンクするようで切なかった。ルパートがこの作品へ思い入れがあるのは自分自身と重ねているからだろうなあ。
haru

haruの感想・評価

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英語とフランス語ごっちゃごちゃで疲れた。なんとなくの流れしか分からなかったけど、始まり方は好き
YangYang

YangYangの感想・評価

3.7
大好きな口の悪い作家、オスカーワイルド。の晩年悲惨なタイムの映画。イメージの中のオスカーは、もっと毒舌でナルシストで余裕があるそれこそプリンスだったから、こんなぼろぼろなオスカーを見るとつらい🥺
でも作家はさすが作家、悲惨でもポエム書くわけ😂 My heart is broken. Heart is made to be broken. 私の心はぼろぼろになった。心はもともとぼろぼろになるために存在している。という意味なんだけど、なんて悲観的で美しい考え😭❤︎

LGBTもだいぶ認められる世界になって良かった。人類の真の進歩は、ロケットを宇宙に打てることではなく、ロボットを作れるようになった事でもなく、自分達の狭い世界を修正していける勇気を持って前に進むことだと思う。🤔👌