全部のセリフと表情に溢れんばかりの愛と憎しみにまつわる含意が込められている……
"Not everything is fleeting"
一回の鑑賞じゃせいぜいストーリーラインを追うだけで精一杯…
美しい映画。
1カット1カットどこを切り取っても美術作品のような耽美さがある。
音楽を余計に使わないことでその洗練さが強調される。
淡々と展開される物語。
示唆と比喩が散りばめられる。
…
嗚呼…
嗚呼ぁぁぁぁぁ…
なんて美しいのでしょう……
パステルを滑らす音、
緑のドレスの光沢、
徐々に完成に近づく肖像画、
しかしその完成はつまり別れを意味している…
気づけばずっと女しか登場し…
このレビューはネタバレを含みます
とても良かった。
音が本当に少ない映画。
無音か、暖炉の音、油絵具、もしくは衣擦れの音、そして海の音。
これはヘロイーズが音楽にほとんど触れたことがないことの暗喩かなと思った。
だからこそ、焚…
・光と音の使い方が素敵〜。室内の暖炉の灯りと海辺の自然光の感じがカットの度に切り替わる演出が好き
・ストーリー的にもやっとさせてもいいところをちゃんと回収してくれてありがたい
・瞳の綺麗さにうっとり…
美しく淀みない詩を詠んでいる気分
映像に無駄なものは何もなく、彼女たちが何を見て何を感じているのか、息遣いまでも手に取って感じられそうな、でもただ理解できたつもりになっているだけのような
そしてラス…
このレビューはネタバレを含みます
あまりにも良すぎたな。足音までクリアに聞こえる静寂がこれほどにラストの情熱を掻き立てるなんて。自分自身が女性でありながら、客観的に女性とは不思議な生き物なのだなと思ってしまった。繊細に、じっくりと縮…
>>続きを読む(c) Lilies Films.