○「この日、この場所から、世界史の新たな時代が始まる」(ゲーテ、ヴァルミーの戦いを観て)
タイトルのラ・マルセイエーズはフランス国歌。元は、本作中でもフォーカスされるマルセイユ連盟軍が作った革命を…
皇帝、貴族よりも理不尽な王令を無視して捕まり、狩りをする平民たちに注がれるルノワールの眼差しが印象的。
数名の人物に絞って描かれる「革命」は殆ど無償の労働であり、議会の席を縦横無尽に捉え、歌で団結…
歴史物にありがちな重苦しい印象を勝手に抱いてなんだか敬遠していたがそこは流石のルノワールだった。ひたすら市民の目線に寄り添って如何に彼等が立ち上がり団結し権力を手中に収めていくかが、スペクタクルに飛…
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