ラ・マルセイエーズに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『ラ・マルセイエーズ』に投稿された感想・評価

ジャン・ルノワール監督脚本の、「大いなる幻影」の次の作品。38年制作、94年に日本初公開。
松竹セントラル2にて
3.9

皇帝、貴族よりも理不尽な王令を無視して捕まり、狩りをする平民たちに注がれるルノワールの眼差しが印象的。

数名の人物に絞って描かれる「革命」は殆ど無償の労働であり、議会の席を縦横無尽に捉え、歌で団結…

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菩薩
3.7

歴史物にありがちな重苦しい印象を勝手に抱いてなんだか敬遠していたがそこは流石のルノワールだった。ひたすら市民の目線に寄り添って如何に彼等が立ち上がり団結し権力を手中に収めていくかが、スペクタクルに飛…

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ノノ
3.6
フランス革命における平民の活躍を描いた作品。意外にも会話に重苦しさがなくさらっと見れる。大勢のエキストラが活気と熱狂を作ってる。そういえばルノワールって集団ばかり描いてるなと思ったりした。
3.5

アンスティテュ・フランセでリヴェットがルノワールにインタビューした作品を見て、本作について語っていたので見てみた。バスティーユ牢獄襲撃から始まるフランス革命を市民の視点から描いていた。

たまたま上…

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cyph
3.8

『第3部 規則と例外』の予習のために観た 観てきたルノワール作品の中でもダントツに群衆群衆そして群衆 ひとりの脱走者から物語が動き出し、そしてマルセイユ義勇軍が結成される 彼らの無邪気な人のよさ、パ…

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ロベスピエールとかダントンとかそのへんは登場しなくて、マルセイユの義勇軍たちの視点から描かれるフランス革命。シニカルな感じが新鮮で、重々しくならず見られる。

「革命は貴族が始めて民衆が終わらせる」
「俺たちが世界にもたらしたものは潰せない。これまで民衆は自由が目の前だったが、愛する女に言葉さえかけられない男と同じだった。だが今、男は愛する女を腕に抱ける。…

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3.6
ルイ16世から農民までを1人の人間として描いているところにルノワールが垣間見える。

2024/06/18 1回目
4.0

ジャン・ルノワール監督作。

フランスの巨匠ジャン・ルノワールがフランス革命を描いた歴史大作で、民衆と国王双方の視点から革命の進展を再現しています。

1789年のバスティーユ牢獄襲撃から始まり、ル…

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