大林宣彦監督の遺作となった作品
3時間という長丁場ながら膨大なカットと膨大なセリフ
ご自身の歴史、映画の歴史に日本の戦争の歴史
そしてこれから生きていく人たちへの願いが込められている
監督そのものの…
大林宣彦監督の遺作ということで思いの詰まった作品です。争いごとの大きい小さいなんて関係なく人を貶め命を奪い合うことはいけない。ましては何も関係ない人が巻き込まれる戦争、恐ろしいのは強い者、立場の上の…
>>続きを読む大林監督のデビュー作「ハウス」では登場人物達が家に食べられるという話だったが、遺作となる本作では登場人物は映画の中で映画に食べられ、映画そのもになってしまうというストーリーだ。
そして、我々観客も……
映画の力を信じ抜いた結果の作品。国家間のみならず、広く戦争について考えさせられる内容。
各戦争エピソードがバラバラに展開されるので、いつの時代も人間は戦ってばかりというメッセージは伝わりにくい一方…
最初のワクワクはあるけど、独特の表現に慣れてくるにつれ、長いなとか思った。
とはいえ、最初から最後まで小気味良さが失われることはない。
大林宣彦作品初めて見たけど、自分は、映画表現は何でもありだよな…
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