アリスと市長の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『アリスと市長』に投稿された感想・評価

ニコラ・ヴァリゼール『アリスと市長』は、『木と市長と文化会館』のルキーニのあの情熱が鳴りを潜め、左翼文化人の限界を示す半分反面教師のような映画。30年で情勢はさらに複雑なものになっている。だからこそ…

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ロメール『木と市長と文化会館』であれだけ市政を批判していたファブリス・ルキーニが政治への情熱を失ってしまった市長を勤めるという皮肉。フランスではこのような映画は comédie politique …

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akrutm
4.0

長い間政治の世界に携わってきたリヨン市長は、新しいアイデアが浮かばなくなってしまい、そのためにアカデミア出身の哲学専攻の女性アリスをスタッフとして新たに雇った。市長とアリスが対話を通じてお互いの人生…

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熱意もアイデアも湧かなくなってしまった市長のもとにやってきた哲学者兼アドバイザーの女性。
リヨンの市長とその周辺の人たちのドラマなので難しいかも?と思ってたが、立場の違う二人が失った情熱や現状に迷う…

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随分評判のいい作品であり続けていたが、個人的には何の関心もなく、今時キャプラや業田義家でもあるまいに、と敬遠はしてた。しかし、今日仕事の前に時間が空き、観ることに。やはり、あまりピンとは来…

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co
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この映画にスコアできる立場にいないかなーと思った。
政治家も人なんだよねっていう。
右とか左とかわからないけど、とりあえず丸いでかい眼鏡かわいい…
内容もカメラワークもごっつうエネルギッシュで満腹
alsace
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一昨年の釜山国際映画祭以来の観賞。
現地では、哲学談義を英語字幕で追うのがシンドかったので、日本語字幕で見る機会を得る事が出来て良かった。

フランスって、理系も文系もバカロレアは哲学が必修って聞く…

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3.5

『クレールの膝』では小僧だったファブリス・ルキーニも、裁判官や大都市の市長にふさわしい立派な爺様になった。老獪で、純粋でもある政治家を見事に演じきる。フランスで女性が人文系の博士号を取得する苦労話は…

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