第32回東京国際映画祭「帰郷」特別上映舞台挨拶(2019.11.04)付き
杉田成道監督 藤沢周平「帰郷」(文春文庫「又蔵の火」所収)原作
仲代達矢86歳(撮影時) 晩年(本人談)ならではの深み…
仲代達矢演じる渡世人の吐血からスタートする本作は、まさしく老いがテーマであり、それは終盤の中村敦夫とのあまりにもぎこちなくスピード感のない殺陣シーンに集約される。敵や味方も関係なく、同時代を生きた人…
>>続きを読む時代劇専門チャンネル「新・藤沢周平劇場スペシャル」より
藤沢周平しんは大好きだけど、この作品は、藤沢周平さんの作風変わる前の作品として、暗い作品で個人的にはあまり好きでない。特に、娘に自分が父親で…
藤沢周平原作、未読。
死期を悟り信州木曽福島の故郷へ帰る宇之吉。
帰るに帰れなかった故郷へ。
積年の思いが伝わる風情。
決して派手な殺陣のアクションではなかったが、手練れの過去が窺える対応が…
廃れた荒屋でひとり血を吐く老人、宇之吉。かつては木曾福島で名を馳せた博打打ちであった。
親分の罪を背負い、木曾を出て江戸に身を寄せるのだが、しかしそこで世話になった棚の主人を手に掛け、その妻と駆け落…
©「帰郷」時代劇パートナーズ