「はなれ」の意味が悲しい。
人の温もりが欲しいと思うだろう…
岩下志麻と原田芳雄の二人には小さな幸せが続くことを願ったけれど…悲しい。
それにしても、2人とも魅力的。
美しくも厳しい自然を背景に…
このレビューはネタバレを含みます
とてもいたたまれないが、こういう人達がいたのだという勉強になった。
岩下志麻が美人。演技もすごい。
樹木希林と旅するところがなんかよかった。
終始方言に親近感。
でもこんな胸糞な終わり方だと…
瞽女とは盲目の女旅芸人。舞台は大正中期の北陸地方。集団の戒律を破り「落とされ」はなれ瞽女となった岩下志麻演じるおりんの一生を描いた作品。原田芳雄演じる謎の男と出会ったおりんは生涯初めての幸せを得る。…
>>続きを読む1977年 ”はなれ瞽女おりん” 監督 篠田正浩
水上勉の後期代表作の映画化で、「五番町夕霧楼」、「あかね雲」、「飢餓海峡」等で、“薄倖の女性と逃亡者の男の刹那的な愛”を
繰り返し描いて、日本人…
瞽女さんのドキュメンタリーを観たことがあったので、それを思い出しながら観た。
辛いのだけど直視しないといけない歴史だと思う。
徴兵の不平等な部分も知れた。
ベテラン俳優陣の演技は流石。
調べたら第一…
瞽女役ということで、おりん演じる岩下志麻は終始目を瞑っての演技であるにも関わらず見事に瞽女を演じ切っていて、よく"俳優は目で演技をする"なんて言うけれど、そんなものは嘘っぱちだなと思った。それに彼女…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
静かにゆったりとこちらに入ってくる感覚
この映画が一曲の荘厳な音楽のよう
厳しい掟を課せられた瞽女として、それでもまだ揺るぎなく女である岩下志麻の姿に引き寄せられる
女にさせているのは、多くを求めな…