この世界に残されてに投稿された感想・評価 - 8ページ目

髭を剃る、そして女孤児を拾う。

にしてハンガリー版伊豆の踊子的川端文学。
つまりはむっつりロリコン話。

倫理や家族愛の一線を越えなかった
「じゃない方」の分岐を選び続け、
主人公が理性の化物で…

1948年、国全体がおびただしい傷を負い、なお不穏な空気に包まれるハンガリー。ホロコーストを生き残ってしまった16歳少女と42歳婦人科医による密やかで複雑な心の映画。

PTSDの多様さ、難しさを丁…

• #AmazonPrime

1948年ハンガリー。ともにナチスによって家族を奪われたユダヤ人の少女と中年医師。2人は寄り添って暮らすようになる。家族を奪われた絶望が2人の心を脆くうつろなものにしている。2人は親子のような恋人の…

歴史を深く知っている者こそ、この映画の良さが伝わるのではないかと思う。

危うい関係性であるのに、そのバランスを保ったまま一切下品な部分が無くてとても良い。夜中に独りでエリーゼのためにを聴いてるく…

ホロコーストに取り残された、
16歳少女と42歳医者の再生ストーリー。
どこか危うさを孕みながらも、
共依存の精神的な寄り添いが描かれる。

繊細な心理描写、あどけない少女の成長、
残酷な史実、孤独…

大切な人ほど失った時の悲しみも大きいし、一度ついた心の傷は消えることはない。

それを知っていてもなお、クララとの生活を通じて「人間は独りでは生きられない」と話すアルドが印象的だった。

傷をつける…