カサブランカの作品情報・感想・評価

「カサブランカ」に投稿された感想・評価

青二歳

青二歳の感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

1942年プロパガンダ映画のひとつ。アメリカは本当プロパガンダ映画の名手だなぁと思います。欧州戦線に参戦した同年に欧州人のドラマを作っちゃって、ナチス(+イタリアの扱い。笑)のイメージをここまで固定化できたのはすごい。

みんながリックの店にやってくる。サム名脇役。
邦題の勝利というか翻訳の勝利。翻訳は戦後の1946年ですか。日本の映画輸入文化(翻訳吹替ともに)に敬意を。
nami

namiの感想・評価

3.0
恋愛の三角関係はまどろっこしいが終わり方がかっこ良くてよかった。

挿入歌「時の過ぎ行くままに」がワーナー・ブラザースのオープ二ングで流れる曲と同じフレーズで感動。この映画からきたのか!

「君の瞳に乾杯」も連発されてて衝撃。これもこの映画からきたのか!
KaWaKeN

KaWaKeNの感想・評価

4.0
終わり方が良い
As Time Goes Byが胸に染みる
クールな言い回しと名セリフが詰まってる。たまらん
リック素敵すぎるよ〜
ルノーのことルイって愛称で呼ぶの最高すぎるよ〜


イルザの瞳に乾杯しつつも、男性キャストがみんな最高〜ズッ友だよ〜


ラ・マルセイエーズ合唱のシーンで泣いた
歌で鼓舞するやつだいたい泣くよね
とりこ

とりこの感想・評価

3.8
リックの器の大きさに惚れる..

純愛の果ての三角関係の結末にスッキリなんてあり得ないと思っていたけど、終わり方が素晴らしい。新しい友情のおかげで満足したままエンドロールへ。

でもイルザは乾杯したくなるほど美しい瞳を持ってるけど、なかなか身勝手な女で感情移入は不可能だった。
ほぼ酒場の中を映しているが、狭さや息苦しさを感じさせない。

スーツと軍服と女性の洋服の対比が非常に面白かった。
ただ、所作には面白みを見いだせなかった。
Nanami

Nanamiの感想・評価

-
リックが渋くていい男だった。
Uske

Uskeの感想・評価

4.7
「銀幕」という表現がぴったり(PCでNetflixで観たが)。綺麗過ぎる。今のCGの良さと絶対値は同じくらいかそれ以上の良さが有った。肌や髪や洋服の美しさを想像しながら観てた。

ストーリーは日本の時代劇の海外版、でも時代劇って必ず感動する。深さがある。自己犠牲の先に美しいものがあると信じさせてくれる。まさしくそれの海外版。
というような感じで映画好きの人からすると怒られそうな表現しかできないけれど、観て良かった映画のベスト3に入る。

泣ける映画、スポコン系、ミュージカル系、そういう好きなジャンルとは別枠かな。

数多くの名作と呼ばれる映画の中に属するだけあって、時代背景とか理解し難いのに感情移入できる場面も多かった。

こんな生き方できないけど、琴線は万国共通なのかなと改めて思わされた。
his0809

his0809の感想・評価

4.1
月日が経っても映画のが撮影や照明、演技、シナリオなど、
高い技術力を保持していれば、色あせることがないと再認識。

神曲の時の過ぎゆくままは現代でも『ラ・ラ・ランド』でもイントロが流用されている気がする。

ブログ記事リンク
https://bit.ly/2udIb62
ハル

ハルの感想・評価

4.2
「君の瞳に乾杯!」

「君と過ごしたパリの思い出があるさ」

「美しい友情の始まりだ」

名言の宝庫と言われたこの映画は、国威高揚映画(プロパガンダ映画)としての側面もあった。

タイトルの「カサブランカ」は、フランス領モロッコの首都であり、スペイン語で「白い家」を意味する。「白い家」、すなわち、アメリカのホワイトハウスを象徴しているわけだ。

ナチスドイツが第二次世界大戦の端緒を開いた後、ヨーロッパでは、第三帝国の軍事的膨張を恐れて、自由の国・アメリカへと亡命を企てる者が後を絶たなかった。そのためには、複雑なルートを経てフランス領のモロッコ(当時のフランスはドイツに占領されていたため、実質的にはドイツ領)まで行かねばならず、さらにそこから通行許可証を得て中継地のリスボン(ポルトガルは中立国)へと渡る必要があった。

主人公のリック(ハンフリー・ボガート)は、カサブランカにおいて、「カフェ・アメリカン」なる酒場を経営するアメリカ人である。彼は表向きには中立の態度を取るが、過去に弱者の側について反体制運動を支えたらしい過去があり、そのために彼を頼って酒場へ集まってくる者が少なかった。

カサブランカがホワイトハウスの象徴であるならば、このリックはアメリカという国家の象徴である。リック(アメリカ)がカサブランカ(ホワイトハウス)において弱者から助けを請われる状況は、第二次世界大戦における当時のアメリカの立場をそのまま表している。

当時のアメリカは、他国の争いに対して基本的に中立の立場を取っていたが、ヨーロッパのユダヤ人を助けるべきだとの声もあり、参戦するか否か、国論が二分していた。ちょうど、そのとき、大日本帝国が真珠湾攻撃を行ったので、いよいよ参戦の必要に迫られ、当時の枢軸国(日本・ドイツ・イタリア)に対して宣戦布告の止むなきに至ったのである。

開戦に伴って、当時のハリウッドは、戦時体制への協力を余儀なくされ、そのための作品を提供しなければならなかった。当時のアメリカ映画が日本やドイツなどの枢軸国にも市場を抱えていたことや、イギリス・フランスなどの連合国がこれら枢軸国に対して敗色濃厚の局面にあった事情から、制作陣は、それを、アメリカ国民の戦意を高揚させる、プロパガンダ作品へと仕立てた。こうして生まれたのが、この「カサブランカ」である。

主演にハンフリーボガートを起用し、さらにはスウェーデン女優のイングリッド・バーグマンを招聘して、鳴り物入りで始まったこの企画だが、一つの映画に対して7人ものシナリオライターが集まりストーリーがどんな形で収束するのか分からなかったり、クサいセリフのオンパレードに演者たちでさえ辟易とさせられたりで、当初はコケるのではないかという見方が大勢であった。しかし、蓋を開けてみれば、これが予想外の大ヒット。アカデミー賞も受賞して、文字通り、映画史に残る傑作となった。

失敗作だとハナから相手にしなかったバーグマンでさえも、後に招かれた講演会で初めて今作に触れる機会を与えられ、「あーら、案外、良い映画じゃないの」と言ったと言われている。
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