ヒトと交わっても心も何も動かないので、決められた期日に予定通り死ぬ。動かしようの無い終わり、変わりそうもない主人公なのに、なぜか最後まで見ていられる。
友人がみな、彼に死の匂いを嗅ぎとっているのに…
「死刑台のエレベーター」「地下鉄のザジ」などのルイ・マル監督によるフランス映画。ヌーヴェルヴァーグの作品の一つ。キャストはモーリス・ロネ、ベルナール・ノエル、ジャンヌ・モローなどなど
精神病院に入…
傍から見ていたら、もっと生きるためにどうにか出来るんじゃないかと思うけれども、当人にしたらどうしたってこうしたってどうにも生きづらいんだろうな。ラスト、どうして死を選んでしまうのかなとどうしても思っ…
>>続きを読む【あらすじ】
アルジェリア戦争を終えて生き残ったフランスの将校・アランが空虚な日常に飽き、自殺する物語である。
旧友リディアと情事を終え、リディアは仕事のためにニューヨークへ、アランは療養所へと向か…
「人生は僕のなかであまり早く過ぎて行かない。だから速度を早めよう」
虚無という名の死に至る病に苛まれる青年、と言っても、もう若くはない30代を迎えた男。
誰も僕を助けられない。理性の限りを尽くし、…
優しい女の人たちの目線がだいすきでした!
楽なところにいたいが、それでは最高に楽しいところに行けないわかる!
「君はまだなんとなく不安が?」
「意識の問題だ」なんて言われれば、当たり前だと思うし、…
ルイマルの冷たい死にたい
ルイマル監督。音楽エリックサティ。
ナイーブでやかましくふらふらのモーリスロネ。
彼に当たる人々はどうにも冷たい。
音楽のサティも実に寒々しい。
女性がみたら…
アルコール依存症の男が拳銃自殺をするまでを描く。最後までのしかかる重圧感と居心地の悪さが全編を覆っていて疲れる。おそらくこの負の感情は主人公が感じていたものの一部なのかもしれない。サティのグノシエン…
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