これは予想よりかなり面白かった。作品としてはやりたい事を詰め込み過ぎて荒削りな感じはするがそこも含めて好み。アピチャッポンの作品に近い幽霊映画。生と死が曖昧になった世界を低予算ながら細やかな音使いに…
>>続きを読む実在と不在、場所の死。声。金子監督の世界の捉え方が不思議と心地良かった。何気に主人公がフィールドレコーディングを趣味にしているのも好感持てる。死者や過去の声に耳を傾けるという主題にも通じていて演出が…
>>続きを読む意識することなく通り過ぎてしまうものをとても愛を持っている視点の数々で。
優しい映画でした。
環境音や人の話し声、音がとても良いので、映画館で観ることをお勧めします。
ぼんやりと休息できる居心地の良…
停留所から停留所へ走行するバス。その車内を3駅分くらいまるまる長回すシーンと、降りようとして降りれない1駅分を長回すシーンが強く印象に残った。それが世界にとって必要な時間なのかはわからないけど、映…
>>続きを読むMOOSIC LAB 2019グランプリ。
全体的にゆらゆらと揺蕩うような幻想的なムード。
バスのシーンで大田原愚豚舎の渡辺紘文監督が出演していた(電波系の役かと思ったが、上映後の金子監督と渡辺監督…
バスの車内中央には小さな鞄に堂々とネギをぶっ刺したおじさん、その時点で「勝った!」と謎の確信を得た。しかもあのおじさん、『散歩する植物』では少年の散歩を封じる敵役(?)であったが、『食べる虫』では見…
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