この瞬間の一つ一つはこの瞬間だけのもので、そのまま流れていく...
まるで夢を見ているみたいだった。
こういう映画を観るとまだまだ映画を観る力量が足りてないなと思う。
幽霊、風、石、植物の葉、…
おまえは無邪気を楽しめるのかみたいな問いを突きつけられている気がする。
誰にかといえば監督に、ではない。
それはなんであろう、グレートスピリッツみたいなものにである。
おまえはコップの水に射し込む…
なんとも、不思議な感覚の映画だった。
はじめ、バスの所でねちゃいそうだったけど、
中盤から動き出したから、最後まで見てられた。
佳那子さんは、おばあちゃんの手伝いをしてたんだなぁーと。
人の…
画の構図や雰囲気はとても素敵だし、色々やる発想はすごいなって思った。写真やMVを撮るのとても上手そうだなと思った。
色々とやるのはとても素敵なことだし凄いんだけど理合がなければひいちゃうなと思った。…
観終わったあと、席を離れたくないくらいに、じんわりとこころが解れていくような優しさに満ちた映画だった。
幽霊が話したり、軍手が手を振ったり、この映画では生きているものとそうじゃないものの区別は曖昧…
このレビューはネタバレを含みます
冒頭から、おばけの声についての会話がなされる。
声を発するには肉体が必要で、肉体があるということは、その存在の所在地が決まるということである。
生者は当然のように所在地を持ち、それぞれが目的の場所を…
実に面白かった!理解は及ばないものの、心の深いところに届く作品で、自分のツボにバッチリとハマりました。なんとなくつげ義春を連想。
主人公カナコはバスでたまたま乗り合わせた老婆の鼻歌が気になり、…
バスは人を運ぶ、人はモノを運ぶ、モノには人の思いが積もっている。カセットテープやフィルムや絵といった記録物にはもちろん、石にも、手袋にも積もっている。幽霊の声というモチーフには、佐藤真『SELF A…
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