カポーティの人生は、華やかでありながらも空虚だった。
ゲイであり、小柄で声高、親の愛を知らずに育ち、貧困からのし上がろうとする強烈な野心を持ち――こうした「マイナス要素」を、彼は類まれな文才によっ…
カポーティは短編集を一冊だけ読んだことがある。
端正でありどこか神経質な文章だった記憶。
どんな話があったかは覚えていないのに
"座ってよ。
立っている人をみるとイライラするの"
という台…
指折りの人たらしで
掛け値なしの奇人で
ゲスな男で
ふしだらで楽しい人で
ドラッグ漬けで
砂糖漬けのタランチュラ(?)で
手に負えない子供のようだ
享年59歳ー
"時代の寵児"と言わしめたカリスマ…
トルーマン・カポーティと言えば、映画ティファニーで朝食を、だし、映画が完璧だったので小説を読んでみようなんて思いもしなかった。
けれど、このドキュメンタリーの中で小説の方が中身があると感想を述べてい…
このレビューはネタバレを含みます
直近で見た「サリンジャーライ麦畑の反逆児」となんとなく比較しながらの鑑賞。
アメリカ文学を代表する作家、サリンジャーとカポーティがあまりにも真逆で面白い。
一方は世間が嫌になり出家し家に篭って…
華やかな上流階級の社会を謳歌しながらも、作品のために人との繋がりを破壊した作家、トルーマン・カポーティ。彼の人生と未完の絶筆「叶えられた祈り」に秘められた真実を、関係者の証言や本人の映像と共に紐解い…
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